全盲の配達員
最新エピソード掲載日:2026/02/28
Tは目が見えない。数年前に事故で視界を失ったのだ。
Tの目の代わりとなったのは小型のカメラとそれに搭載されたAIだった。
あと、頼りない先輩(引退済み)がひとり。
「見えない? それがなんだ?」
Tは郵便局で配達をしている。目が見えなくとも、手紙の重さは分かる。
一通、一通。宛先に書かれた住所に届けるのだ。
あの日のように、なってしまわぬように。
この手で、届けるのだ。
Tの目の代わりとなったのは小型のカメラとそれに搭載されたAIだった。
あと、頼りない先輩(引退済み)がひとり。
「見えない? それがなんだ?」
Tは郵便局で配達をしている。目が見えなくとも、手紙の重さは分かる。
一通、一通。宛先に書かれた住所に届けるのだ。
あの日のように、なってしまわぬように。
この手で、届けるのだ。