第1話 スーツケースが開かない!
リワード目的でカクヨムをメインに活動しておりましたが、こちらでもリワードがいただけるようになったと聞いて、舞い戻ってまいりましたw
2025年10月末から11月はじめにかけて、フランス旅行に出かけた記録エッセイです。
タイトルの「パリの京都人」は、もちろんガーシュイン「パリのアメリカ人」からです♪
まだ、フライト前だというのに、自宅で早くもプチ・トラブル。
一応だいたいの荷造りができて、スーツケースの蓋も閉じようかと。
そこで、「そーいや、このスーツケースのロックってどうなってたんやったっけ?」と重要なことに気づいた鷲生。
鷲生は京都からあまり出ませんが、家人が海外主張が多い人なんですよね。
で、行先に合わせて複数のスーツケースを持っているので、このスーツケースも家人の持ち物の一つで、ロックのナンパーも家人が知っていると思っていたんです。
その日の朝。起き抜けの家人に「スーツケースのナンバーは?」と尋ねると、「え? それ、僕の? ええっと○○〇」という返答が。
それでは試してみようと、蓋をしてナンバーをランダムに回してから、その「○○○」で開錠しようとしたんですが......開きません!
そこにバタバタバタと家人が足音を立てて階段を下りてきて。
「あ? もう閉じちゃった?」と。
家人によれば、家人が「○○○」と思ってたスーツケースは自分の仕事部屋のクローゼットにあり、私が使っているのは、私が8年前に海外に持って行って、私がナンバーを決めたものなのだとか。
えええ?
まったく記憶にないんですけど?
私がロックに使いそうな、3桁の数字……。
あるとしたら、551くらいしか思い当たらない……。
(大阪の名産、551蓬莱のCM(豚まん屋さん)「551のあるとき~、ないとき~」が耳にこびりついているので、3桁の数字と言えばこれが真っ先に思い浮かぶのです......)。
しかし、8年前の鷲生は特に豚まんが食べたかったわけでもないようで、551では開きません。
ど、どうしよう......。
頭が冷たくなりましたが、しかし!
これ、番号総当たりでやればなんとかなるんじゃないか!
ちなみにネットで「こんなときは、どないしたらええの?」と検索しても、結果は同じ。
鍵屋さんのサイトでも紹介されています。
「総当たりで頑張れ」と。
やりましたよw
999から1つづつ減らしてw
途中でおなかがすいて(朝食前でした)ごはん休憩も入れましたが、まあ小一時間くらいで、カチッと開きました!
鷲生が検索したところ、3桁の場合はだいたい30分くらいで全部試せるそうです。
鷲生の体感もそんな感じです。
仮に番号を一つ変えるのに1秒かかるとすると999秒=16.65分。だいたい17分。
2秒で999×2÷60=33.3分。
最初はなれなくてちょっとモタモタして、だんだん手が機械的な作業に慣れてくると考えるとこれくらいになりますね。
しかし、4桁となると6時間かかるとか。1つの作業に1秒で9999秒=約167分=約3時間
2秒としてその倍の約6時間。
さすがに一気にできないでしょうから、休憩をはさむと3時間から6時間の間の、6時間よりくらいにはなるかなあと思います。
(有料で業者さんに頼むこともできます)。
皆様も、しばらく使っていないスーツケースを使うときは、出発日から余裕を持った日にロックについて確認しといたほうがいいですよー。
それから。
3桁なら割とすぐに、4桁でも時間を掛ければ他人にも開錠できてしまうものです。
貴重品はスーツケースではなく、手荷物に!ですね。
ちなみに鷲生のスーツケースのナンバーは。
学生の頃の友人に、ものっすごくお金にシビアな人がいて、大学卒業後、お金や貴重品に関する暗証番号の類を彼女にちなむものにしてた時期があったんですよね。
彼女のバイクのナンバーとか、下宿の部屋番号とか。
(就職後、すぐに大学に戻りたくなり、3年働いて学費を貯めましたが、彼女の番号の口座、よく貯まりましたよw)。
今回も彼女がらみの数字でしたw




