【幕間】第2章ふりかえり ―命を通貨にした世界で、“分け合う”ことを選んだふたり―
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第2章のあらすじ
命を奪い取る盗賊組織。
寿命を喰らう者たちの牙城に挑んだクロとセレネは、
深まる絆の中で、《逆刻》という禁忌の力に再び手を伸ばす。
奪い、守り、選び取る――
命にまつわる価値観がぶつかり合う中、
ふたりは“分け合う”という答えに辿り着く。
そして、旅は続く。
寿命がすべてのこの世界で、
わずかな温もりを頼りに。
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登場人物の変化と成長
◆ クロ
・初期:命の価値に無関心で、自分を使い捨てにするような生き方
・現在:誰かを“選んで”命を使うことを決意
・変化の契機:セレネの涙と、《逆刻》の代償
「俺は、命の“使い道”を選べるようになったんだ」
◆ セレネ
・初期:寿命を“商品”として扱われる少女。感情も閉ざされていた
・現在:クロと共に生きる道を選び、《命響》を通して“想い”を伝える存在に
・変化の契機:クロの言葉と、命を分け合った経験
「私の涙が、クロの時間を動かしたのなら……私は、君のそばにいる」
◆ ノア
・役割:スキルを“観測”する存在。冷静だが、ときに感情をにじませる
・立場:ただのナビゲーターではなく、過去に寿命を失った“観測者”として深みが増す
「私はただの観測者よ。でも、君たちが選ぶ未来に……興味がある」
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スキルふりかえり
《時蝕》【クロ】
対象の寿命を奪い、自身に転写する。使用ごとに寿命を削る。リングが暴走する危険あり。
《逆刻》【クロ】
時間を巻き戻す禁忌の力。大量の寿命を消費し、肉体と記憶に強い負荷。
《命響》【セレネ】
クロのスキル代償を“感情”と引き換えに一時的に肩代わりする。発動条件は感情と接触。寿命はセレネ側から優先消費。
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次章予告
第3章:【寿命ゼロの観測者】過去を知る少女と時の選択
ある日、クロたちの前に姿を現した新たな“観測者”。
ノアの過去、そして“リングの起源”が明かされる。
死のループに囚われた街で、ふたりは次なる決断を迫られる。
“もう一度、あの時間を取り戻せるなら――”
命の価値を問い続ける物語、第3章開幕。




