6/6
スイッチ
あるオフ会でのことだった。
どっかの喫茶店でお茶した。
東京じゃなくて関西だったか。
入店してからおしゃべりして。
子供の頃のクセで東京人だけど関西弁が少しはなせる。
これ、いつか書いてみよう。
でも東京人が関西弁を話すのは関西人には不快って、
そんな事情わかってたから必死に使わないようにしてた。
しゃべりつつ、店員さんにオーダー。
で、また終わったらおしゃべり。
それが何回か繰り返しあった。のだろう。
3回目あたりから、そばにいた子がくすくす笑う。
気のせいだと思った。
が、4回目。
大爆笑をしている。
なんだろ?
後になって気が付いた。
あ、そゆことかと。
東京人の悲しき性質。
公の場やだれかになにかをたのむとき、
つまり店員さんにあれこれお願いするときも、
そういう時は標準語で話す。
オートできりかわる話し言葉と標準語。
スイッチが勝手に切り替わる。
標準語話すときは真顔になるし、
ほんとの標準語には抑揚がない。
ほんの一瞬できりかわる様子は、
爆笑ものだったのだろう。