悪霊令嬢 あとがき
悪霊令嬢を最後までご愛読頂き、誠にありがとうございます。
PV、ブクマ、評価などが伸び悩み、心が何度か折れそうに成りましたが、いいね、コメントを下さる方や、途中、膨大な時間を掛けて、誤字脱字報告をなさってくれる方がいてくれたお陰で、連載開始から、連載終了まで、一日も休むことなく悪霊令嬢を書き終える事ができました。これも応援なさってくれた方のお陰です。
また、この話は当初、120話ぐらいの物語としてプロットを考えていたのですが、当初の三倍以上の分量になってしまいました。このあたりは、話を短くまとめる事ができず、冗長になってしまったのは私の力不足の為です。もっと、短くキャラクターの生活感を出せればと思います。
そもそも、この作品は私の処女作である、異世界転生100の頃から考えていたプロットで、悪霊令嬢で出てきたキャラクターも異世界転生100の方で登場しています。
時間軸としては、異世界転生100の方が、悪霊令嬢のレイチェルが学園に入学する前に始まり、悪霊令嬢は入学の春から夏休みまでの時間軸を描いたものです。異世界転生100の方は秋か冬前辺りまで、物語が進んでおりますので、悪霊令嬢で登場したキャラクターの一部のその後の姿が描かれています。
その人物は小っちゃくなったコロンとその父親のロラード卿とその友人たち、またミーシャとミハイルも登場しております。よろしければ、そちらもご愛読頂ければ幸いです。
また、この話の初期段階のプロットには、悪霊などは全く考えておらず、ただヒロインによる悪役令嬢を救済していくハーレムものを考えていました。また、ヒロイン自体も、ハレグゥのグゥみたいなキャラを想定して、ヒロインがボケて、マルティナが突っ込むと言うスタイルでした。
ただ、それでは人気になった破めフラと同じようになってしまうので、別の要素を入れようと思って、悪霊を付ける事にしました。それに伴い、作品全体の作風をコメディ風から、エコエコアザラクや神の左手悪魔の右手をパク…いや、インスパイアやオマージュ、リスペクトして組み立て直しをしました。
そして、シリアス路線に変更した事により、人間ドラマのエピソードを多めに仕込んでいきました。また、軽いイメージの転生を重く取り扱い、憑依転生したレイチェルや、マルティナが異世界でどう生きていくのか思い悩む話も多めに入れて、最終的には、元々の人格であるレイチェルと憑依した玲子が向き合うエピソードも入れました。
そんな事を織り交ぜて書いているうちに、作品全体が重々しい雰囲気になってしまったので、読者の方々に、あまり爽快感を与えられなかったのではないかと後悔しております。
また、書いていく間に、自分自身でも思い悩んでいたのが、ディーバ先生のキャラクター、ラスボスのエリックの存在、マルティナの問題解決の方法です。
まず、ディーバ先生のキャラクターですが、ヒロインのレイチェルが、闇の中から光を掴むような流れにして、ディーバ先生は光の中で、闇の深淵を覗き込み、その闇に囚われるというような対比構造にしようと考えたのですが、上手く話をまとめられませんでしたので、この考えは諦めました。また、ディーバ先生の雰囲気をエースをねらえの宗方コーチのようにしようかなと努力したのですが、本好きの神官長になりそうだったので、コントロールが難しかったです。
次にマルティナの問題解決の方法で、アイドルになろうとしたのは、やり過ぎかなとは思いましたが、他に良い方法が思いつきませんでした。突飛な展開に読者の方が付いてきてくれるかと心配しておりましたが、皆さん付いて来て下さったので安心しました。
最後にラスボスであるエリックですが、これは最後の方までどの様なボスにするか、どういう戦いにするかを、良い物が思い浮かばず苦労しました。最初のプロットでは隣国のテロだけで、ボスはいなかったのですが、それだと最終決戦が寂しくなるので、なんとかボスの存在を作りだし、その思想を考えるのに苦労しました。
やはり、ラスボスはラスボスに相応しい思想と哲学を持っていなければならないと思い、最終決戦に相応しい、戦う理由も無いといけないと思ってずっと考えていました。しかし、なかなか思い浮かばず、毎日投稿しているので、話は進んでいき、一度、連載を止めて、じっくり考えようかと思ったぐらいです。
そして、人物紹介を入れている間に、何とかラスボスのキャラクターがまとまって来たので、漸く話を進めていくことが出来ました。
こんな感じに、色々と悩み、もがき苦しみながら、なんとか最後まで書き上げられた事は幸いだったと思います。
今後の予定ですが、悪霊令嬢の小話、外伝的な物、イラスト等をいくつか上げていこうかと思います。その他、別の世界の短編も幾つか上げていくつもりです。
また、悪霊令嬢で、解決していない問題もありますが、それは別の作品で明かしていきたいと思っています。
にわとりぶらま




