反撃
建物からでると、遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきた。
やっと警察が来たのか…遅い…と思っていたら、携帯電話が鳴った!
画面を見ると!親父からだ
「信人無事か!」
「ああ!いま吉田沙織さんと一緒だ!」
「そうか、今此方で椎名みずほさんにのぞみさん、そして亜美を保護した、それで信人と吉田沙織さんの話を聞いたから、電話したんだ」
「亜美は大丈夫なのか?」
「ああ、今代わるからな」
「お兄ちゃん!大丈夫なの?亜美今、椎名のぞみさんから聞いたの!心配してたんだ!」
「俺は大丈夫だよ、沙織さんも一緒だから心配しないで良いぞ」
「うん早くお兄ちゃんに逢いたいな!」
「おう!直ぐに帰るからな!亜美の顔みたいしな!じゃあ!また親父に代わってくれ」
「解った、代わるね」
「信人、此れからどうするんだ?」
「親父に頼みたいんだ!!俺は沙織さんを送り届けて今日は沙織さんと一緒にいて挙げたいから、母さんに今日は帰らないと伝えて欲しいんだ」
俺は親父に容疑者のエナスはお腹を負傷しながら、逃走したから、捜索や検問して早く逮捕して欲しいと伝えて電話を切った!
親父から明日事情聴取するからと言われた!
さすがに今日は無理だと思って気を使ってくれた。
俺は、沙織と手を繋ぎながら、エナスに気を付け回りに気をくばりながら沙織の自宅に向かって歩き出した!
「信人、ゴメンねいつも・・・迷惑掛けてばかりたね私…」
「いや!そんな事はないぞ!俺の方こそ沙織に助けてもらっているからな」
沙織と会話しながら自宅前までたどり着いた!
「着いたぞ、沙織!」
「ドアのチャイムを鳴らし「お母さん!ただいま♪」
中から沙織の母が出迎えてくれた。
「お帰り沙織!」
沙織は涙を流しながら…
「ただいま!お母さん…」
二人は抱き合った。