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リミット☆ハイスクール  作者: 石川美由紀
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逃げ出す

沙織は泣きながら俺の胸の中に飛び込んできた…


「信人!怖かったよ…」


震えて要るのが良く解った!



「もう、大丈夫だ!俺が居るから…!」



「信人!助けてくれてありがとう!!」



「沙織こそ、無茶し過ぎたぞ!」


沙織を抱きながら頭を撫でて落ち着かせようと優しくした。


沙織は俺に傷がついた胸を恥ずかしがらすに見せた!


「私、傷物に成ったよ…もう、綺麗な身体じゃ無いよ・・・」


哀しそうにうつ向いた…



「沙織は綺麗だよ、俺が一生懸命大事にするから」


俺は沙織の胸を優しく触り、傷口に唇をあてて、滲んでいる血を舐めた!



「ほら、綺麗になったよ!」


「ありがとう信人!」



「怖かったろう、家に帰ろう、お風呂に入り俺が沙織を隅々まで綺麗に洗ってあげるから」



「うん、今晩は一緒に朝まで寝てね…信人と一緒に居たいの、良いでしょう…」


俺は頷いた!



上着を沙織に掛けて部屋から出た…



「ちょっとゴメン!」



沙織は、隣の部屋に入った俺もついてゆく!


沙織は自分の下着を手にとって身に付けた。


俺は沙織を引き寄せて抱き締めた…


沙織は「エナスから武器を隠す恐れがあるから、下着を着けないで来い!て言って来たの…だからこの部屋で脱いでここに隠したの」


俺は沙織を優しくだきしめて「怖かったよな・・ゴメン・・・俺の為に来てくれてありがとう!!沙織は世界一素敵な俺の彼女だよ」


俺は沙織の唇にそっとキスをした。


ガサッ…

後ろから物音がした!



沙織はビックリして、俺に抱きついてきた…


エナスなのか…?

音のした方に目線を向けた


カサカサッ〜ッと何か小さな生き物が見えた!?ネズミか?



「大丈夫みたいだ、ネズミだなきっと」



俺は沙織の手を引いて部屋から外に出た、街灯が少なく薄暗い…

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