逃げ出す
沙織は泣きながら俺の胸の中に飛び込んできた…
「信人!怖かったよ…」
震えて要るのが良く解った!
「もう、大丈夫だ!俺が居るから…!」
「信人!助けてくれてありがとう!!」
「沙織こそ、無茶し過ぎたぞ!」
沙織を抱きながら頭を撫でて落ち着かせようと優しくした。
沙織は俺に傷がついた胸を恥ずかしがらすに見せた!
「私、傷物に成ったよ…もう、綺麗な身体じゃ無いよ・・・」
哀しそうにうつ向いた…
「沙織は綺麗だよ、俺が一生懸命大事にするから」
俺は沙織の胸を優しく触り、傷口に唇をあてて、滲んでいる血を舐めた!
「ほら、綺麗になったよ!」
「ありがとう信人!」
「怖かったろう、家に帰ろう、お風呂に入り俺が沙織を隅々まで綺麗に洗ってあげるから」
「うん、今晩は一緒に朝まで寝てね…信人と一緒に居たいの、良いでしょう…」
俺は頷いた!
上着を沙織に掛けて部屋から出た…
「ちょっとゴメン!」
沙織は、隣の部屋に入った俺もついてゆく!
沙織は自分の下着を手にとって身に付けた。
俺は沙織を引き寄せて抱き締めた…
沙織は「エナスから武器を隠す恐れがあるから、下着を着けないで来い!て言って来たの…だからこの部屋で脱いでここに隠したの」
俺は沙織を優しくだきしめて「怖かったよな・・ゴメン・・・俺の為に来てくれてありがとう!!沙織は世界一素敵な俺の彼女だよ」
俺は沙織の唇にそっとキスをした。
ガサッ…
後ろから物音がした!
沙織はビックリして、俺に抱きついてきた…
エナスなのか…?
音のした方に目線を向けた
カサカサッ〜ッと何か小さな生き物が見えた!?ネズミか?
「大丈夫みたいだ、ネズミだなきっと」
俺は沙織の手を引いて部屋から外に出た、街灯が少なく薄暗い…