捜索4
俺は上着のブレザーを脱いで委員長に渡した。
「ありがとう」
と小さく震えながら委員長は応えてから、ブレザーを秋吉さんに掛けてあげていた。
遂に泣き出した委員長
「芦屋くん、秋吉さん冷たいの…もう…息もしていないのよ…」
俺は委員長をそっと抱きしめた。
まだ震えながら秋吉さんを呼んでいた!
「秋吉さん、死んじゃ嫌だよ…、眼を覚ましてよ…」
「委員長!落ち着いて、俺が傍に要るから…」
委員長の叫び声や、泣き出した声を聞いて、同じ班のクラスメイト達が近付いて来た。
皆が来る前に、調べたい事があったので俺は秋吉さんの首もとを見たら、やはり絞められた様な後を見つけた。
祐希奈さんが先頭で近付いて来た。
男子は、やはり秋吉さんの姿を想像して、直ぐには近付いて来ない。
委員長が震えながら祐希奈に話す。
「今担任の先生呼んだから、祐希奈さんは、道路に出てここまで先生を連れてきてお願い」
祐希奈は、まだ事態が解らないままに、同じ班の男子に「一緒に来て先生を迎えに行くから」
と一言いって雅人と新谷を引き連れて道路に出た。
委員長は、秋吉さんの右手に握り絞められていた携帯電話を見つけた。俺は草むらに隠れていて良く分からなかったので、携帯電話には気が付かなかった!
委員長は、秋吉さんから携帯電話を取って、液晶画面を見たら
「電源が切れているね」
と呟いた!
「元に戻して置いたほうが良いと思うんだけど!警察が来たら、検証の対象物に成るかもな…」
俺は委員長に告げると、急にハンカチを取り出して秋吉さんの携帯電話を拭き始めた!?
「委員長、指紋消して要るのか?」
「だって!芦屋くんが・・・」
「心配するな、俺が警察が来たらちゃんと説明するから大丈夫だ」