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リミット☆ハイスクール  作者: 石川美由紀
83/101

椎名姉妹続き

エナスは袋からセーラー服を出した!


お嬢さん…此を着なさい!


姉のみずほは、自分のセーラー服をあずみに着せていたので、今はブラウスだけだったので、エナスさんが親切に言ってくれたのだと思った。


「ありがとうございます。」


「お嬢さん、勘違いしないで欲しいな…そこに眠って居る娘さんは助けてあげよう…外で探している男の子が居るみたいだからね」



エナスはのぞみを見て!



「お姉さんは、君が戻って来るまでの人質にさせて貰うからね…早くあの男の子を此処に連れて来なさい…警察に話したら、お姉さんはどうなるかな…」



のぞみは「私達をどうするつもりなの・・・」



「少しだけ俺様と遊んでくれたら帰してあげましょう」



「のぞみ!お姉ちゃんは大丈夫だから、早く外の男の子を連れて来て・・あずみさんを先に助けましょう…」


「お姉ちゃん、直ぐに帰って来るから待っててね…」


のぞみは、ドアを開けて外に出て行った。


エナスはみずほに再び!

「このセーラー服はそこに眠っている娘だよ、これだけを着るんだ…意味がわかるかい…」



「・・・これだけを着る???」



「そうだ、俺様から逃げた罰だからな」



手を前に出すんだお嬢さん!!


みずほは、まだ意味が解らなか


ったが、両手をエナスの前にだした。


エナスは手錠を出して、みずほの両手にはめた!



「何で!?嫌よ…」



妹が来るまでの辛抱だ…



と言って、みずほの手錠をした手を頭の上に上げた、天井からロープを下げて手錠に結んだ!



「何をするの?止めてよ!」


「少しの辛抱だ!!」


外に出たのぞみは、男の子の声がする方に近付いていた。



(あずみ〜何処に居るんだ〜助けに来たぞ〜返事をしてくれ〜!!)



のぞみは遂に男の子を見つけた!



「スミマセン!あずみさんを探して要るんですよね」



男の子ものぞみに気が付いた!



「君は!あずみを知っているねかい?」



「はい、此方です私に付いて来て下さい、お願いが有ります、決して警察にはまだ連絡しないで下さい!」



「道弘は、何だか怪しい娘だと思ったが、同じ学校のセーラー服を着ていたので、君は!俺の名前は神田道弘だ、あずみのクラスメイトなんだ」



「私は椎名のぞみです、急いで付いて来て下さい…今は… 」



のぞみは話を続けた…

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