椎名姉妹
エナスは姉からお姫様抱っこをして、アジト内の部屋に運んで、用意してあった、ダブルベッドに寝せた。
車に戻り、妹を同じようにお姫様抱っこをして、部屋に運んで行った。
二人の姉妹は、スヤスヤと眠っているのをエナスは微笑みながら見つめている…
「先ずは姉妹の検査からだな…」
妹ののぞみの身体を調べ始めた!学生証と携帯電話を取り上げて、名前と住所を確かめてから、いよいよ生娘を確認した・・・
セーラー服の上から胸をなではじめた〜そしてスカートをゆっくり捲るとスクールキャミソールの裾が現れた。キャミソールも捲り白い下着を確認した、
エナスは生娘の生き血にしか生き甲斐を感じないからだ…生まれ変われると信じている…
妹の検査を済ませた!ニッコリとした、生娘だったから…
次に姉のみずほにも同じように身体を調べて学生証と携帯電話を取り上げて、から生娘を信じている…
えなすは少しもムットした!それには理由があったからだった!下着が白くなかった…ピンクだったからだ、しばらく二人の姉妹の寝顔を見つめて…この二人には何をしょうかと…思いふけっていた。
夕焼けが窓を赤く照らしだした。
部屋にガギを掛けて、夕食の準備の為に
キッチンのある部屋に向かった。
3人分の食事を作り始めた!
のぞみは見知らぬ天井を眼を擦りながら見つめた!?
「あれ、ここは何処…?」
隣にお姉ちゃんが寝ていた!
「お姉ちゃん!起きて!!」
「う〜んっ何よ!」
まだ寝ぼけているお姉ちゃんにのぞみは・・・
「ここは何処かな・・・?私達どうしたのかな?」
「何よ…私達の家でしょう!!」
「何よ!いつまでも寝惚けてないで、良く廻りを見てよ!知らない家だよ!?」
のぞみの慌てぶりに、要約状況が飲み込めた姉のみずほだった・・・
姉はのぞみの姿を見て!
「のぞみ、はしたないよ、純白ちゃんが見えてるよ!」
「あっ−ッッ…」のぞみは慌ててスカートの裾が捲れ上がっていたのを直した。
「お姉ちゃん、私達たしか、学校から、用務員さんの車で家に帰る筈だったんだよね、?どうして?」
姉は「まさか?私達…用務員さんに監禁去れたのかな…」
「お姉ちゃん、怖い事言わないでよ…」
「のぞみ、身体に違和感ないの」
「何でそんな事言うの?」
「セーラー服にスカートが乱れていたでしょう!」
「お姉ちゃんはどうなの?」
姉みずほとのぞみは慌てて自分たちの身体を調べた・・・
「お姉ちゃん私は、別にかわった処は無いみたいだよ!」
「私も、服装の乱れは無いみたい!?大丈夫なのかな?」
「お姉ちゃん!?何か匂わない!?」
「この匂いはクリームシチューの匂いかな?」
「お腹空いたよ〜シチュー食べたいな!」
「のぞみ!そんな事よりもここから出て家に帰りますよ」
姉のみずほはドアの処で立ち止まった!
「何よ!鍵が掛かっていて空かない・・・」
「お姉ちゃん!?私達閉じ込められて居るの?」
外は既に暗く成り初めていた…
その時に、外で誰かを呼んでいる声が聞こえて来た!
「のぞみ!誰かを呼んでる声がするよ… 」
「お姉ちゃん!?私達の事を探しに来てくれたのかな!?」
「のぞみ!ちょっと静かにして!」
二人は耳を澄ませて、その声を聞いた…
すると!遠くから男の声が聞こえてきた…
(あずみ〜っ何処に居るんだ〜返事をしてくれよ〜)
「お姉ちゃん!?あずみって叫んでいるみたいだよ!私達じゃあ無いね… 」
その叫び声は道弘があずみを探している声だった。
姉のみずほは携帯電話をしようとポケットを探したのだが?「無いみたい、のぞみは携帯電話有る?」
「お姉ちゃん、私も携帯電話と学生証を用務員さんに取られたみたいだよ!家に電話出来ないよ…」
だんだんと男の声が近付いて来た!
「あずみ〜何処に居るんだ〜!返事をしてくれ〜っ!!」
「お姉ちゃんやっぱり・・!あずみさんを探しているんだね 」
すると…隣の部屋から用務員さんの声が聞こえてきた・・・
「バカだな…あずみは隣の建物に気を失って居るんだ!!いくら呼んでも気が付く筈が無いのに・・・俺様を怒らせたから活けないんだ!、バカな娘だ…!」
「お姉ちゃん!?」
「のぞみ!!直ぐに逃げるよ!」
「うん!でも・・どうやって!窓から出れるかな?ロックされてるよ」
「のぞみ!!退いて!」
みずほは、椅子を窓ガラスに思い切りぶつけた!!
ガシャーン!!
窓ガラスが割れた!
「のぞみ!急いで窓から出るのよ」
妹を先に窓から外に出した、みずほは、鞄を外に居るのぞみに渡して、自分も窓に足を掛けた時に…
部屋のドアが開いて用務員さんの顔が覗いた。
「お姉ちゃん!早く!急いで!!」
みずほは窓から外に飛び降りた!
エナスは二人に向かって叫んだ!
「待て−っつ!何故逃げるんだ・・・!!」
外は辛うじて足元が見えるほど暗く成り始めていた…
「お姉ちゃん!家はどっちかな?」
「のぞみ!!ちょっとだけ帰るの待ってくれないかな?!」
「お姉ちゃん!みずほさんを助けにゆくの?」
みずほの監禁されている部屋は目の前に有る筈だと考えていた…
「そうよ、多分この建物の中にきっと居ます!!」
「お姉ちゃん!用務員さんが…窓から外に…」
今当に用務員が窓から顔を出して追い掛けて来そうだった!姉のみずほは、急いで隣の建物に入った!のぞみも続いて入って行った。
「のぞみ!!一階をお願い−っつ…私は二階を探すから、見つけたら、大声で教えるのよ… 」
「お姉ちゃん!わかった!早く探そう…」
のぞみは一階の奥から調べる事にした。ドアを開けると…ベッドに少女が仰向けで眠って居るのが見えた!
「お姉ちゃん!直ぐに来て−っつ…あずみさん居たよ〜!!」
部屋の電気を点けた。
「解った!直ぐに行くから・・・」
みずほは急いでのぞみの居る部屋の中に入って来た。
のぞみが懸命にあずみさんに声を掛けて呼んでいた。
「あずみさん〜大丈夫…眼を醒ましてよ!」
「お姉ちゃん…あずみさん・・・起きないよ…身体が冷たいんだよ…大丈夫かな?」
みずほはあずみさんを見て・・・何も着ていない!これじゃあ…
部屋の中を見渡した!?
何かあずみさんに着せる物はないかと…