脅し
エナスのアジトでは、メールを送信してから、返信が来ないために、あずみは酷い目に遇っていた…。
送信して、部屋を出ていたエナスは、15分経った頃に戻ってきたのだ!
「お嬢さん、彼氏からの返信はまだ来ないんだよ、君は見捨てられたみたいだね…残念だ・・・」
「そんな・・・・事ないもん・・・道弘くんは、私を助けに来てくれる筈ですよ…」
ちからなく話すあずみに…
「お嬢さんは、何時までその強気の言葉を喋れるんだろうね♪」
薄ら笑いを浮かべるエナス!
あずみは、早く助けに来てくれないかな…と採血されている、腕や器具を見ながら思っていた。
更に15分が過ぎた…
そして・・・採血は進んだ…もう400ミリリットルは身体から血液が無くなった…
あずみは時間だけが過ぎて段々と忍んでくる絶望から逃げ出したくて・・エナスに救いを求めた…
「もう…耐えられないよ…助けて…お願い・・・」
エナスはまだ薄ら笑いを浮かべているだけだった!
「助けて…私…帰りたいの…もう…」
「お嬢さん、意識がはっきりしなく成ってきたみたいだね…」
「お願いします…何でも言う事を聞きますから・・・助けて…下さい」
エナスはニャツと頬えんだ!
何かを思い付いた様にあずみに話掛けた!
「ホントに何でも俺様の言う通りにするんだね、お嬢さん」
力弱く頷いたあずみ…
「はい…何でも言う通りにしますから…助けて下さい…」
エナスはどんでも無い言葉を喋った!
「お嬢さん!!俺様の子供を生んでくれ!」
あずみは頭が白くなった…まさか!?こんな事を要求されるなんて…まだ高校生の自分に・・・・