捜索
二人は急いで捜査本部のある警察署に向かい自転車をとばした!
15分で警察署に到着出来た!
俺と道弘は直ぐに捜査本部に居る親父に逢いに行ったら、親父の顔が浮かない!?少し青ざめている様に見えた。
親父は、俺たちを見つけると指を指して、指示をした。
「信人、此方の部屋だ早く入れ!」
俺達は部屋に入ると、親父があずみの携帯電話を机の上に置いて、「直ぐに画面を確認しろ」
親父の慌て様は普通で無かった!
俺は画面を覗き込んだ!?
道弘も同じ様に見た。
何だか!あずみが叫んでいた!「道弘くん助けて〜!」と確かに叫んでいた!
メールの文字も確認した、見た瞬間に嫌な冷や汗が流れ出した!
沙織の時と同じ嫌なメールだ、リミット付きの・・・
「親父、このメールは何分前に届いたんだ? 」
俺が親父に聞いた横で、道弘は画面を見て、「もう一時間経ちました!ヤバいですよ…」
そうなんだ!着信時間を見たら、解るんだった…焦るな…俺…
自分を落ち着かせた。
親父は悪そうに話し出した
「道弘くん宛名なんだよ、だから、我々が犯人に返信出来なかったんだ…犯人に警察からだと解ったら、岬あずみさんの身に危険が迫ると判断したから」
俺は親父に向かって、怒鳴った!
「遅いんだよ!もう…あずみさんの身の危険が迫って居るんだ!メールを良く読んだら解るんだろう、二時間以内にあずみさんの居場所を探さないと、命に関わるのは、これは警察の怠慢だぞ」
悔しくて涙が流れ出した!
俺は携帯電話を道弘な渡して、直ぐにエナスにメールするように言った!
道弘は、エナスからのメールに返信した。
(道弘です、お願いいたします、あずみさんを助けてあげて下さい。お願いいたします。何処に居るのか教えて下さい、俺があずみの変わりに成りますから)と返信した。
このメールを待ちきれないで居たエナスは・・今アジトであずみに、酷く醜い事をしていた。