捜索2
捜索は続いた
俺と委員長は、その鳴き声に向かって走り出した。
すると、右側の草むらに白いものを委員長が見つけた。
「何、あれ何だろう?うちのセーラー服みたいだよ」
委員長は、その白いものに近づいて行った。
「芦屋くん、やっぱりうちの学校のセーラー服だよ、何で?まさか秋吉さんのじゃあ無いよね」
俺は委員長からセーラー服を受け取り、調べたすると、有ってはいけない名前を目にした、(秋吉美奈)と書いてあった!
「委員長直ぐに先生に連絡してくれ」
と、膝をガクガクさせて、今にも泣き出しそうな委員長に言った。
委員長は担任の先生に連絡をして、班の皆を呼んだ。
俺は更に近くを捜索すると学校の制服のスカートを見つけた、まさか?セーラー服にスカートが落ちていると言うことは・・・
俺は委員長を呼んだ!
委員長は俺に呼ばれた理由が分かり、他の班の皆を一旦俺から遠ざけて、から近付いてきた。
「芦屋くん、班の皆をあっちで待たせて来たよ、芦屋から声を掛けるまで来ない様に言って来たからね」
「さすがに委員長だな」
「ねえ!芦屋くん、私の事委員長って呼んだら私は悲しいな、沙織って読んで欲しいんだけど…」
顔を赤くして呟く委員長を俺はみて、
「今はそれどころか?これを見てみな」
俺が指したスカートを見て委員長は、
「まさか?それも秋吉美奈さんの物なの?」
「多分、そうだな!だから、委員長の取った判断は正しいと思うよ」
「そうだね、少なくとも彼女は下着姿だから・・・」
と委員長は、更に顔を赤く染めていた。