狙われたセーラー服少女
道弘はあずみの自宅前にたどり着いた。
「あずみ、また明日朝迎えに来るからな、一人で勝手に外出するなよ、後知らない人には気を付けろ」
「ありがとう、解ってるって、道弘くんこそ気を付けて帰ってね、あと私のアド教えるから携帯出して」
道弘は赤外線通信してアドレスの交換した。
「しゃあな、バイバイ!」
あずみは道弘を玄関先から見送った。
道弘は、これがあずみを見る最後になるとは・・・・
思っても見なかった…
あずみは玄関のドアを閉めて中に入った、まだお昼前なので家には誰も居ない。
しかし彼女が家に入るのを怪しく見つめていた二つの目玉…そこには・・・・・
エナスの乗った、宅配便の車が有った・・・・
あずみが家に入ると…
「ごめん下さい、カモメ宅配便です!お荷物をお届けに来ました!」
「はーい!」
家の中から返事が聞こえてきて、ドアが開いた!
中からセーラー服姿の少女が顔を覗かせた。
(やはり、この娘は可愛い、セーラー服姿も俺様好みだ)手慣れた姿と言葉使いで騙す事などお手な者だからな…
大きな段ボール箱を抱えた帽子を被った人が玄関に入ってきた。
エナスは当たり前の用に、「ハンコお願いします」
あずみは「解りました、少しお待ち下さい」
と言って、玄関からリビングに向かった瞬間に…
其処に…
宅配便の人にいきなり後ろから手を捕まれて・・・
口にタオルを充てられたあずみ…
何か薬の臭いがして気を失った…