つづき
委員長は
「三人は最悪の事件に有ったんだから、次は私達に出来るだけの事を考えましょう」
次々提案が上がった!
「一人で外出しない事」
「女子は一人に成らない」
「夜は出歩かない」
その他色々と提案が上がった。
岬あずみは
「女子は一人で外出しないは解るけど、飯塚さんは彼氏と一緒に居たのよね」
男子が「そうだ、彼氏と一緒に居たのに拐われたんだぜ」
女子
「弱っちい、男はダメね」
「なんだと!」
「はい、今はケンカしている場合じゃあ無いです」
委員長は男子と女子の言い争いを止めた!
「自分の身は自分で守る事ね、自信の無い人はね出歩かない、解った!?」
委員長は一人で言い切った!!
クラスで話をしていると、一時間目の終了チャイムが鳴った。
担任が教室に入ってきた。
「委員長、クラスの意見はまとまったのか?」
委員長はクラスの皆から出た意見を先生に報告した。
女子が話し出した。
「先生、私達には、外出は無理何ですか?買い物や仲間と遊びたいです」
「ああ、当分の間外出は控えて欲しいな、特に女子は一人で外出禁止だ」
「えぇっ〜もう直ぐゴールデンウィークなのよ、コンサートにショッピング、楽しみにしてたのに…」
「そうよっ-私達の楽しみをどうするのよ!」
先生はクラスを一喝した!
「この非常時に甘ったれるな!」
委員長の野田茜は、担任に詰めよった…
「先生、やっぱ…飯塚さん達はもう、亡くなったんでしょう…」
「まだ、警察からの連絡は無いと言っただろう!!皆に報告がある!今日は此で学校長から帰宅の指示がでた、女子は一人で帰らないでまとまって帰宅する事、男子も注意して帰るんだ、女子と一緒に帰っても良いぞ」
「明日は、予定では午前中だけの授業をするからな」
岬あずみは先生に尋ねた!
「先生、私塾が有るんですが、それも休むのですか?」
「ああ、事件が解決するまでは、自宅から一人で出ない事だな」
「「えぇ−っ!そんなの絶対っ−無理よ!」」
女子達は一斉に叫んだ!
岬あずみは男子に向かい話し出した。
「誰か、私のボディーガードしてくれないかな?そしたら、塾やショッピングに行けるじゃあない」
「俺やろうかな!」
男子の神田道弘が手を上げて、岬に話し出した!
先生は「個人的に男子に頼むのはどうかな?男子も責任取れるのか?、神田お前はどうだ!」
「責任ですか?、俺なりに岬さんを守りますよ!」
「いょ〜色男っ!!」
野次が飛んだ!
「神田の勇気は買うが、相手が凶器やプロの犯罪者だったらどうするんだ?」
担任は神田に告げた!
「その時は…二人で逃げます…」
「其では彼女を守れないぞ」
ワッハハッ−!ハハッーツ教室中で爆笑した。
「そんなんじゃあ、大切な女の子も引くな、男になれ無いぞ」
「・・・・・」
神田は黙り込んだ!
「以上だ気を付けて帰るだぞ解ったな」
岬あずみは委員長と一緒に帰ろうと提案した。
「茜、一緒に帰ろう、事件に付いて茜に聞きたい事あるし、良いよね」
それを聞いていた、神田が言い寄って来た。
「俺も一緒に帰ってやろうか?」
委員長は
「そうね、居ないよりは増かな!」
「茜、そんな言い方、道弘に悪いよ」
「ヘェーあずみは、神田くんに優しいんだね」
「そんなんじゃあ無いけど、さっきは先生に言われる道弘を見たら可哀想だったから」
「おい、そんなに俺は頼り無く見えるのか?俺此でも剣道二段なんだけど…」
「悪かったよ、私が悪かった謝るわ…」
委員長は神田に謝った!
三人は学校を出て話しながら帰宅した。
委員長の茜はあずみに話し掛けた。
「私ね昨日の深夜にパソコンで一連の事件に付いて調べて見たの、そしたら出て来たのよ、秋吉さんの事が!」
「委員長、俺にも教えてくれ」
道弘は委員長に興味津々に聞いた!
「私も知りたいな」
委員長は二人にネットの情報を教え始めた。
「あのね、ネット関連に今回の事件に付いて沢山の情報が有ったの、でも一番目を引いたのは、実名で秋吉さんの名前が載っていたサイトが一つ有ったの」
「何々、実名のサイトだって?」
ますます興味津々になる道弘
「そうよ、サイト名はエナス!って書いて有ったの!そこに秋吉さんの名前が載っていたの」
「其だけかよ、詰まんない」
「道弘くん黙って委員長の聞きなさい」
「解ったよ岬!」
「でね、其処の掲示板に何故秋吉さんが被害に遇ったのかを見つけたの、犯人はまだ生娘の女の子が目的なんだって」
「そうなんだ〜私も気を付けてなくちゃあ」
「なんだって?岬はまだ生娘なんだ」
三人です話をしながら最初に委員長の自宅前に着いた。
「神田、ありがとうな、あずみをちゃんと送り届けてね」
「おう、任せておけ!!」
「茜、じゃあまた明日」
「神田、あずみ、また明日よろしく」
「朝迎えに来るからな、家の中で待っていな、あずみを迎えに行ってから、委員長の所に来るからな」
「神田!ありがとう、明日待っているよ」
神田とあずみは委員長に手を振って別れた。
「道弘くんは意外と優しいんですね」
「あずみ今頃気が付いたんか?俺は女の子には優しいんだぜ」
「まあ、良いわ…家まで宜しくね」
あずみと道弘は話をしながらあずみの家に向かって歩いて居た・・・・
既に此のときから、エナスに跡を付けられていた事にあずみは気が付いていなかった!
ヒタヒタ…
ヒタヒタ…家まで…家まで…
エナスが近づいて来ている事を…
後ろからヒ タ・・・・・ ヒ タ と恐怖が忍び寄っていた…
もう…そこに…