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リミット☆ハイスクール  作者: 石川美由紀
57/101

つづき

委員長は

「三人は最悪の事件に有ったんだから、次は私達に出来るだけの事を考えましょう」



次々提案が上がった!



「一人で外出しない事」


「女子は一人に成らない」


「夜は出歩かない」

その他色々と提案が上がった。



岬あずみは

「女子は一人で外出しないは解るけど、飯塚さんは彼氏と一緒に居たのよね」


男子が「そうだ、彼氏と一緒に居たのに拐われたんだぜ」


女子

「弱っちい、男はダメね」


「なんだと!」



「はい、今はケンカしている場合じゃあ無いです」

委員長は男子と女子の言い争いを止めた!



「自分の身は自分で守る事ね、自信の無い人はね出歩かない、解った!?」

委員長は一人で言い切った!!



クラスで話をしていると、一時間目の終了チャイムが鳴った。


担任が教室に入ってきた。


「委員長、クラスの意見はまとまったのか?」



委員長はクラスの皆から出た意見を先生に報告した。

女子が話し出した。

「先生、私達には、外出は無理何ですか?買い物や仲間と遊びたいです」



「ああ、当分の間外出は控えて欲しいな、特に女子は一人で外出禁止だ」



「えぇっ〜もう直ぐゴールデンウィークなのよ、コンサートにショッピング、楽しみにしてたのに…」


「そうよっ-私達の楽しみをどうするのよ!」


先生はクラスを一喝した!


「この非常時に甘ったれるな!」



委員長の野田茜は、担任に詰めよった…



「先生、やっぱ…飯塚さん達はもう、亡くなったんでしょう…」



「まだ、警察からの連絡は無いと言っただろう!!皆に報告がある!今日は此で学校長から帰宅の指示がでた、女子は一人で帰らないでまとまって帰宅する事、男子も注意して帰るんだ、女子と一緒に帰っても良いぞ」


「明日は、予定では午前中だけの授業をするからな」



岬あずみは先生に尋ねた!


「先生、私塾が有るんですが、それも休むのですか?」



「ああ、事件が解決するまでは、自宅から一人で出ない事だな」


「「えぇ−っ!そんなの絶対っ−無理よ!」」

女子達は一斉に叫んだ!


岬あずみは男子に向かい話し出した。



「誰か、私のボディーガードしてくれないかな?そしたら、塾やショッピングに行けるじゃあない」



「俺やろうかな!」


男子の神田道弘が手を上げて、岬に話し出した!



先生は「個人的に男子に頼むのはどうかな?男子も責任取れるのか?、神田お前はどうだ!」


「責任ですか?、俺なりに岬さんを守りますよ!」


「いょ〜色男っ!!」

野次が飛んだ!



「神田の勇気は買うが、相手が凶器やプロの犯罪者だったらどうするんだ?」


担任は神田に告げた!



「その時は…二人で逃げます…」


「其では彼女を守れないぞ」


ワッハハッ−!ハハッーツ教室中で爆笑した。



「そんなんじゃあ、大切な女の子も引くな、男になれ無いぞ」



「・・・・・」

神田は黙り込んだ!



「以上だ気を付けて帰るだぞ解ったな」


岬あずみは委員長と一緒に帰ろうと提案した。


「茜、一緒に帰ろう、事件に付いて茜に聞きたい事あるし、良いよね」



それを聞いていた、神田が言い寄って来た。



「俺も一緒に帰ってやろうか?」


委員長は

「そうね、居ないよりは増かな!」


「茜、そんな言い方、道弘に悪いよ」



「ヘェーあずみは、神田くんに優しいんだね」


「そんなんじゃあ無いけど、さっきは先生に言われる道弘を見たら可哀想だったから」


「おい、そんなに俺は頼り無く見えるのか?俺此でも剣道二段なんだけど…」



「悪かったよ、私が悪かった謝るわ…」


委員長は神田に謝った!



三人は学校を出て話しながら帰宅した。



委員長の茜はあずみに話し掛けた。



「私ね昨日の深夜にパソコンで一連の事件に付いて調べて見たの、そしたら出て来たのよ、秋吉さんの事が!」


「委員長、俺にも教えてくれ」


道弘は委員長に興味津々に聞いた!



「私も知りたいな」



委員長は二人にネットの情報を教え始めた。


「あのね、ネット関連に今回の事件に付いて沢山の情報が有ったの、でも一番目を引いたのは、実名で秋吉さんの名前が載っていたサイトが一つ有ったの」


「何々、実名のサイトだって?」

ますます興味津々になる道弘



「そうよ、サイト名はエナス!って書いて有ったの!そこに秋吉さんの名前が載っていたの」



「其だけかよ、詰まんない」


「道弘くん黙って委員長の聞きなさい」

「解ったよ岬!」



「でね、其処の掲示板に何故秋吉さんが被害に遇ったのかを見つけたの、犯人はまだ生娘の女の子が目的なんだって」



「そうなんだ〜私も気を付けてなくちゃあ」



「なんだって?岬はまだ生娘なんだ」


三人です話をしながら最初に委員長の自宅前に着いた。



「神田、ありがとうな、あずみをちゃんと送り届けてね」


「おう、任せておけ!!」



「茜、じゃあまた明日」



「神田、あずみ、また明日よろしく」



「朝迎えに来るからな、家の中で待っていな、あずみを迎えに行ってから、委員長の所に来るからな」



「神田!ありがとう、明日待っているよ」



神田とあずみは委員長に手を振って別れた。



「道弘くんは意外と優しいんですね」


「あずみ今頃気が付いたんか?俺は女の子には優しいんだぜ」



「まあ、良いわ…家まで宜しくね」



あずみと道弘は話をしながらあずみの家に向かって歩いて居た・・・・



既に此のときから、エナスに跡を付けられていた事にあずみは気が付いていなかった!



ヒタヒタ…



ヒタヒタ…家まで…家まで…


エナスが近づいて来ている事を…



後ろからヒ タ・・・・・ ヒ タ と恐怖が忍び寄っていた…




もう…そこに…

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