監禁
うっ…」
小さなうめき声を上げて沙織はゆっくり眼を覚ましたまだまぶたは閉じている。
腕を動かそうとしても自由が効かない!?
何で!?
今度は足に違和感を感じた足も自由が効かない…
沙織はゆっくりとまぶたを開いた…
すると目の前にパソコンで見た謎の人物が沙織を覗き込んでいる姿が見えて叫んだ!
「イヤー――ッ」
謎の人物は低い声で
「お目覚めかい…お嬢さん」
沙織は謎の人物に叫んび続けた!
「あんた誰なのよ〜ッ、私をどうする積もりなの…」
「私も…私も…助けて…芦屋くん・・・・」
沙織の叫んだその言葉を謎の人物は見逃さなかった…
「俺は君のその叫び声を期待していたんだよ!」
沙織にはその意味が解らなかった、しかし後で後悔する事になる。
謎の人物は沙織に向かって囁いた…
「お嬢さん、今すぐにはどうこうするつもりは無いんだ…」
沙織は助けを求める様に
「芦屋くん助けて…」
「芦屋くん助けて――っ」
叫び声を聞いて!謎の人物は
「良いね!生娘の叫び声を聞くと幸福な気持ちに成るからな…」
「お願い、私を家に帰して、何でも言うことを聞きますから、家に帰して下さい」
遂に沙織は言っては活けないキーワードを言ってしまった…
「お嬢さん、ホントに何でも俺様の言うことを聞くんだね」
「・・・・・・・」
沙織は涙を流しながら、ヤバイと思ったのだった…
「お嬢さん、ホントに何でも言うことを聞くんだね 」
繰り返し聞いてきた!
沙織は怖くなり早く自由に成りたいが為に軽く頷いてしまった…
ただ自由に成りたいために…