連鎖6
俺は何とか足の鎖を外せないかと辺りを見回した!
何も鎖を外せるような道具は見つからなかった、足の鎖をたどって行くと!両足から、窓枠に繋がっていた
ここからベッド迄はあと二メートル位はあるから、近付け無い、しかし窓枠までは近付ける
窓枠に近付いて何とか鎖を外せないかと考えて窓枠に手を掛けて揺さぶったりしてみたがビクリともしない。
窓から大声を出して、助けを呼ぼうとも、思ったのだが、俺の声を聞いて犯人がこの部屋に戻ったら、俺も、ベッドの女の子も危険だと思い、叫ぶのは、最後の手段にしょうと決めた!
きっと今頃委員長の連絡で親父達が俺達を探しているはずだから、警察官達がこの建物に近付いたら窓から助けを叫ぶ事にした。
その頃、俺の助けを呼んだ委員長は、長く深いい恐怖にその身体を一歩近付ける行動に出てしまった。
掛けなければ恐怖の体験をしなくて良いはずだった電話を掛けてしまったのだ、俺の持っているはずの委員長の携帯電話に、俺からの連絡を待ちきれずに!?
遂に委員長に恐怖の幕開けとなる事を全く想像しないままに…
委員長は、電話を掛けた!
呼び出し音が二回なり、俺じゃあない!
別の…誰かわからない…
人なのか、もののけなのか解らない者が電話に出た…
しかし委員長は、俺だと思い遂に言ってはいけない言葉を喋ってしまったのだ・・・・
「もしもし私沙織だけど、芦屋くん大丈夫なの、今何処に要るの?、飯田さんは見つかったの?」
電話の向こうからは、返事が聞こえない、ただ低い声で・・・
フゥー、フゥーと言う息を吐くような音が聞こえるだけだった。
委員長は続けて
「今、芦屋くんのお父さんさん達が秋川公園で捜索して要るんだよ、芦屋くんに言われた通りに連絡したからね」
と言うと携帯電話が一方的に切られた!
電話の相手が俺芦屋だと知らないままに…
すると直ぐに、委員長の手にしている携帯電話に何故かショートメールが届いた!
俺の持っているはずの携帯電話からのショートメールだった、
しかしそれは・・・
悪魔からの招待状であった
まだこの時には委員長は、俺からのメールだと思っていた…