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リミット☆ハイスクール  作者: 石川美由紀
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疑惑

警察署に入り、取調室ではなくて、接客室にてコーヒーを飲みながら事情調書をされた。


俺が芦屋警視の息子だからかなと思った。



刑事から状況を聞かれて、順番に話をしていると親父が入って来て


「今病院から連絡があって、可哀想だけど被害者の女子高生は亡くなられていたそうだ、死亡時刻は昨日の夜20時前後らしい、今から検死解剖をして詳しい死亡原因を調べるそうだ」


「親父、有り難う!やはり昨日亡くなったんだな」



ますます犯人を許せなく成ってきた。



親父は「もう、調書も出来たから、帰っても良いぞ、学校の担任から電話があって、今日は全校生徒は午前中に帰宅させたそうだ!」

「そりゃあ、痛ましい事件が有ったんだから正しい処置だな」


俺は知ったかぶりをして親父に話した。


「もう、家にかえれ!」

親父もふて腐れて、俺に言ってきた。



「解ったは、帰る」


と俺は、応接室を出て行った。


警察署は自宅まで送ってもくれないんだな、テレビドラマ等では、捜索協力したらちゃんと送り迎えしてくれるのになとぶつぶつ言いながら警察署をでて歩き始めた。


まだお昼ご飯を食べていない事に気が付いたら急にお腹が鳴った!

どこかのファーストフードで飯でも食べて帰ろうと、交差点でこちらを見つめるセーラー服の委員長と目が合った。



「えぇ、委員長なんでここに居るんだ?」



「芦屋くんに、用が有ったから迎えに来たの」



信号が変わり、急いで渡って委員長の傍に近付いた。


「迎え、ありがとうな」


一応お礼を先に言った。


「で、何か新しい情報有ったのかな」


「別に、其より腹減ったからファーストフードに入らないか?」


「わ〜い芦屋くんの奢りね」

「解ったよ、委員長も忙しい中で俺を迎えに来てくれたしな、今日は俺の奢りだ」


二人で近くのファーストフードに入り、俺はダブルバーガーにコーヒーを委員長はチーズバーガーにレモンティーを注文した。



「ねえ、芦屋くん、さっきも聞いたけど警察署で新しい情報有ったのかな」


「いや、これといって何も無い、まだ調査中だな」


「芦屋くん刑事みたいだね」と委員長は俺をマジマジ見つめてささやいた。

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