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リミット☆ハイスクール  作者: 石川美由紀
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捜索7

担任の田口先生は芦屋信人を現場に残して、捜索に来ていたクラス全員を学校に連れて帰った。


委員長と雅人は俺に向かって、「後は頼んだわよ」

「後は任せた」

とそれぞれが叫んで、手を軽く降ってから学校に向かって歩いて行った。



俺は、多分今日はこれで授業は打ち切りに成るだろと思った、殺人事件が起きたのだから、緊急に職員会議が行われて、クラス別か全校集会が開かれて、校長先生から話が有るはずだなと想像した。


「親父がこれはお前のブレザーなのか?」

と俺に聞いてきた。



「ああ、俺のだ」


親父からブレザーを受け取って着た。


さっきまで秋吉さんに掛けていたブレザーから、ほんの少しだけ、女の子の香りがした。


また涙が頬を伝って要るのが切なくなる。


俺は現場検証に付き合わされてから、捜査本部が置かれた警察署に親父達刑事と向かった。



☆ ☆



学校では、緊急の職員会議が行われて、二時間目は全校生徒は各クラスで、担任の指示が有るまでは自習となった。



一年B組では、委員長と雅人に同じ捜索班の新谷に祐希奈がクラスメイトから色々と秋吉さんの事を聞かれていた。


委員長は「警察からの発表が有るまでは何も話せませんから、これ以上私達に聞かないで下さい」


と代表して、応えた。



しかしそんな事でおとなしくするクラスメイト達はいない。



秋吉さんは、生きて要るのが死んでしまったのかを必要に聞いていた。



同じクラスメイトの秋吉さんの事なので、皆の気持ちは良く解る委員長だった。


何回も涙をハンカチで拭き取っても留まらない。

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