捜索6
委員長は道路に出ると、泣きながら警察官や救急隊員を事件現場まで連れて来た。
「秋吉先生、警察官の方と救急隊員さんを連れて来ました」
先生は俺達には「後は、私が説明するから君達は道路まで下がっいろ」
と指示をした。
俺達は先生に任せて一旦道路付近まで離れた。
警察官は先生に「ご苦労様です、後は我々に任せて下さい」
と言って女性徒に近付いていって、現場検証を始めた!救急隊員は警察官の指示に従い、女性徒の状態を確認して、毛布を被せて、担架に乗せて、運び出した。
直ぐに救急車に乗せられてサイレンを鳴らしながら走り出した。
先生が「おーい!芦屋こっちに来てくれ」
と俺を読んでいる
「今行きます!」
と言って駆け足で先生に近付くと
警察官が話かけてきた。
「君が第一発見者だね、名前は何というのかね」
「はい、芦屋信人、被害者と同じクラスメイトです、こちらは担任の田口先生です」
警察官は、「解った、一応形式的だからな、話は先生から聞いていたのだがな」
別の警察官が道路の方をみて、「あっ本部から刑事が見えた様です」
道路の方をみると、こっちに向かって急ぎ足で歩いて来る刑事達に混じり親父の顔が見えた。
「やっぱり来たのだ」
俺は小さく呟いた
芦屋警視は警察官に「ご苦労様後は我々が引き継ぐ」と言って俺に声を掛けた
「また、信人が第一発見者なのか?」
「そうだけど、不思議なのか?」
と親父に向かってふて腐れ気味に言った!
刑事達は現場の警察官に現状報告をさせ始めた。
刑事Aは先生に「ご苦労様です、第一発見者の生徒をしばらく預からせて貰います」
と先生に告げた。