波瀾万丈な女子会
少し肩の力を抜いた“特別回”です。
日常に戻ったマヤたちが、久しぶりに女の子としての時間を過ごす──
それが今回の“女子会”のお話。
最強の魔法使いでも、王女でも、召喚勇者でも、
そしてスキルから進化した叡智の存在でも。
この日だけは、戦いも責任も全部置いて、
スイーツを囲みながら笑い合う、ただの女の子。
いつもとは違う4人の距離感、
そして笑いと優しさがあふれるガールズトークを
どうかゆっくりお楽しみください。
第二章4話:女子会は戦場だった!?
王都の南区にある、おしゃれなカフェテラス。
甘い匂いと焼きたてパンの香りが風に乗って広がる。
今日はマヤたち4人が“女子だけで集まる日”。
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◆女子4人、勢揃い!
マヤ「やっと来れた〜!スイーツ可愛いしめっちゃ美味しそう!!」
アオイ「昨日まで国王の依頼尽くしだったもんね〜。たまには休もう!」
マレーナ「まったく……あんた働きすぎなのよ?」
サリル(人間形態)「マスターは“3日働いて1日寝る”という異常行動を取りがちです。改善してください」
マヤ「えぇぇ……今日はチクチク言わないでよぉぉ……!」
アオイ「はいはい、まずは食べよ!女子会はお腹満たしてからが本番!」
4人「いっただきまーす!」
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◆◆話題①:恋バナという名の地雷踏み◆◆
アオイがにやっと笑い、突然爆弾を投げる。
アオイ「ねぇ、マヤさぁ〜
最近“秘密のデート”してたって本当?」
マヤ「ぶはっ!?!?(紅茶を盛大に吹く)」
マレーナ「え?デート?」
サリル「……マスター、心拍数急上昇。動揺を確認」
マヤ「違う!!デ、デートじゃないよ!?散歩だよ散歩!!」
アオイ「ふ〜ん?散歩ねぇ〜?」
マヤ「やめて〜!!」
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◆◆話題②:マレーナのツンデレ発覚◆◆
マヤ「じゃあ逆に聞くけどさ。
マレーナこそ……この前ハロットルにお弁当渡してたよね?」
マレーナ「ッッ!!??
あ、あれは……調味料が余ったから……その……!」
アオイ「赤くなってる〜〜〜!」
サリル「顔温度+3.2度。照れ反応です」
マレーナ「二度と言うなぁぁぁぁ!!」
マヤ「かわい〜〜〜!!」
マレーナ「やめろおおお!!」
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◆◆話題③:サリルの“人間化問題”◆◆
アオイ「サリルってさ、人間になって何か困ったことあるの?」
サリル「……あります」
マヤ「え、なに?」
サリル「“可愛いですね”と言われた時、どう返すべきかわかりません」
アオイ&マレーナ「そこ!?!」
サリル「“誤作動”が起きて、心拍と温度が上昇します……」
マヤ「サリルは素直に“ありがとう”でいいんだよ」
サリル「……マスターに言われると、もっと上昇します」
マヤ「(かわいい……)」
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◆◆話題④:アオイの戦闘狂バレる◆◆
マレーナ「アオイは最近どうなの?」
アオイ「ん〜……敵がいない!」
サリル「戦闘欲求が溜まっているようですね」
マヤ「わかる(やばい)」
サリル「同意します(冷静)」
マレーナ「2人とも当たり前みたいな顔すんな!!!」
アオイ「でもさ〜この世界ってさ……
“戦える友達”が多くて楽しいんだよね♪」
マレーナ「もうちょっと平和を楽しめぇ!!」
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◆◆そして本音タイム◆◆
ケーキをつつきながらマヤがふと呟く。
マヤ「……なんかさ。こうして女子で集まるのって、すごく幸せだなって」
マレーナ「なによ急に」
アオイ「でも……わかる。こういう時間って大事だよね」
サリル「マスター。あなたは“誰かを守る者”ですが……
今日だけは、ただの女の子でいてください」
マヤ「……ありがとう」
4人は微笑み、スイーツをつついた。
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◆◆女子会終了……そして地獄◆◆
カフェの出口。
魔王カラトが壁にもたれ、じーっと女子会組を見つめていた。
カラト「……我は、呼ばれなかったのだな?」
アオイ「男でしょ」
マレーナ「帰れ」
サリル「あなたの席はありません」
マヤ「ご、ごめんね?」
カラト「……いや、気にするな!だが、女子会というものは……残酷だ……」
女子会、楽しんでいただけたでしょうか?
戦いでは見えない表情、
仲間同士だからこそ出る本音、
そしてちょっとした照れやからかい合い。
マヤ・マレーナ・アオイ・サリル。
この4人の“女の子としての顔”を描くことで、
彼女たちの絆がより深く、温かく感じられたと思います。
そして最後には、女子会に参加できず落ち込む魔王カラトという
コミカルなオチで今回のエピソードは幕を閉じました。
次回からは、再び物語が大きく動き出します。
マヤたちを取り巻く世界が、ゆっくりと変化し始める中で、
彼女たちの“日常”も“非日常”も、ますます輝いていきます。
次のエピソードも、どうぞお楽しみに。




