マヤ、お店を始める
ついにマヤが異世界でまさかの“お店オープン”⁉
戦いも事件もない、だけど全力で騒がしくて、そしてちょっと心が温かくなる回です。
接客経験ゼロのマヤ、
ツンデレなのに何故か客から評判がいいマレーナ、
常に丁寧すぎるハロットル、
そして冷静なサリル……
「この4人に店を任せて大丈夫なのか?」
そんな、絶妙に不安なラインから始まる第2話。
ほのぼのギャグ多めでお送りします。
では本編へ――どうぞ!
王都の中心。
異世界の街並みのど真ん中に、昨日まで存在しなかった巨大店舗が立っている。
その名も――
《なんでも屋マヤ》
武具・魔法・料理・相談・調整・癒し・占い・修理・救助
ぜんぶ“できる(やりすぎ)”最強万能店。
開店前から人だかりができ、街中は大騒ぎになっていた。
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【開店直前】
朝日を浴びながら、マヤは自分の店を見上げて胸を張る。
マヤ「ううぅ……緊張する……!!
でも今日は頑張る!!」
サリルは店内の空間をスキャンしていた。
サリル「店内、準備完了。
マスターのミスを補うために“自動修復モード”を起動しました。」
マヤ「え、私そんな壊す前提なの!?」
サリル「はい。9割の確率で。」
マヤ「悲しい!!」
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マレーナ、制服姿で登場
赤いリボンをつけたマレーナがやってくる。
マレーナ「ふん、あんたが無茶言うからよ。
店員やれって……なんで私が。」
マヤ「ええぇーっ!マレーナ似合ってるよ!!可愛い!!」
マレーナ「う……言わないでよっ!!
べ、別にアンタのためじゃ――」
アオイ「はいはいツンデレ出ましたー。」
マレーナ「出てないわよ!!」
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アオイ、最強のカリスマ店員スタイルで登場
青ポニテを揺らしながら、スターバックス店員みたいなエプロンをつけて出てくる。
アオイ「ウチ、接客めっちゃ得意やし!任せとき!」
マヤ「アオイはマジで頼りになる!!」
アオイ「へへっ♡」
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カラト登場。圧が強すぎる問題。
黒外套を翻しながらカラトが入店。
カラト「さて……我も手伝おう。」
店に入った瞬間、客が後ずさる。
客A「ひっ……ま、魔王……!!?」
客B「なんで店員やってんだ……!?」
マヤ「カラト、威圧消して!!圧やばい!!」
カラト「む……すまぬ。
こうか?」
空気が柔らかくなる――が、見た目がイケメンすぎて逆に女子客がざわつく。
女性客「あの魔王様……かっこよくない?」
女性客2「目あわせただけで死ぬほどドキドキする……」
アオイ「顔面偏差値高すぎんねん……」
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ハロットル、真面目すぎる丁寧接客
ハロットルは軽鎧姿で敬語接客に挑む。
ハロットル「いらっしゃいませ!!
ご依頼内容を全力でサポートします!」
客「(元勇者……かっこよ……)」
マレーナ「あんた丁寧すぎるのよ!!もっと柔らかく!!」
ハロットル「む、難しい……!!」
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ついにオープン!!
マヤが深呼吸し、両手を叩く。
マヤ「オープンします!!
《なんでも屋マヤ》へようこそ!!」
客たち「うおぉぉぉーーー!!!」
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第一号の客、現る。
少年(10歳ぐらい)が勢いよく店に飛び込んでくる。
少年「マヤさん!ドラゴン倒したいです!!」
全員「えぇぇぇぇぇ!!?」
マヤ「えっと……ど、ドラゴン!?
倒したいって……どうして?」
少年は拳を握りしめながら言う。
少年「家族を守りたいから!!
ぼく、強くなりたいんです!!」
マヤは一瞬、彼の目をじっと見つめた。
その瞳は――かつての自分のように、誰かのために強くなりたいという“まっすぐな想い”に満ちていた。
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◆◆マヤの優しい接客
マヤはしゃがみ込み、少年と目線を合わせる。
マヤ「……すごいね。
誰かを守りたいって思えるの、立派だよ。」
少年「……!」
マヤ「でもね、ドラゴンは危険なの。
だからまずは“自分を守る力”からつけよう?
それなら私、全力で手伝うよ。」
少年は目を輝かせる。
少年「……ほんと!?
マヤさん、ぼく……強くなれるかな!」
マヤ「なれるよ。約束する!」
後ろで見ていたマレーナがニヤニヤしている。
マレーナ「マヤ、母性強すぎじゃない?」
マヤ「うるさい!!」
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マレーナの“ツンデレ接客”が大人気に
女性客が近寄ってくる。
女性客「あの……このペンダント、壊れちゃって……直せますか?」
マレーナはペンダントを手に取り、
ちょっとムスッとしながら言う。
マレーナ「あんた、こんなボロボロになるまで何してたのよ……。
……でもまぁ、直してあげるわよ。
だってアンタ――
これ、大事なんでしょ?」
女性客(秒で落ちる)
「……すき……」
列が一瞬でできる。
アオイ「マレーナ、人気爆発してるで?」
マレーナ「な、なんでよ!?」
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アオイの爽やか接客で男性客が全滅
アオイ
「いらっしゃいませー♡
お客様、落ち着いて!倒れないでー!」
男性客「うわああああ可愛い!!」
男性客「笑顔が天使!!」
男性客「息ができない!!」
サリル「アオイ専用の“男性客救護エリア”を作りました。」
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カラトの接客、事件発生。
カラト「何をお求めだ?」
客(迫力に圧倒されて喋れない)
カラト「……怖いか?」
客「(震えながら)い、いえぇぇぇぇ!!」
マヤ「カラト!!優しくして!!」
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一日の終わり。
日が傾き、最後の客が帰ったあと、店は静かになった。
みんなボロボロに疲れて椅子に座り込む。
アオイ「ふぅ……めっちゃ忙しかった……」
ハロットル「次回までに接客の修行を……」
マレーナ「私は別に疲れてないわよ……べつにっ!!
(ちょっとドヤ顔)」
カラト「人間の客というのは……面白いな。」
マヤは笑顔で言う。
マヤ「みんな、ありがとう。
……なんでも屋マヤ、今日から本格スタートだね!」
全員の視線がマヤに向く。
サリル「マスター、開店初日としては“盛況”です。
成功と言えるでしょう。」
マヤ「よーし!!明日も頑張るぞーー!!」
いかがでしたでしょうか?
戦うだけが“強さ”じゃない。
優しさや気遣い、誰かを喜ばせたい気持ち。
そんな、マヤたちの日常の一面を描いてみました。
魔族も人間も、冒険者も王族も、
みんなが笑顔で集まれる場所。
――それを作りたいというマヤの気持ちが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。
次回もお楽しみに。




