復讐の魔王 終焉の咆哮
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
この第12話で「イナ・マヤ 第一章」は完結です。
マヤたちの絆、成長、そして戦いの結末。
書きながら、彼女たちの生き方に自分自身も勇気をもらいました。
――王都・ギルド会議室。
空気が凍りついていた。
ギルド長「……これが、報告にあった“異常魔力”か」
国王「王都からでも感じ取れる。まるで、かつての魔王が蘇ったようだ」
【解析結果報告】
サリルの無機質な声が響く。
【確認完了。魔族領から“魔王転生体”を感知。魔力値、かつての魔王を上回ります】
マヤ「転生体……?そんな、ありえない……!」
サリル「ですが事実です。しかも――魔族軍が既に人間界に進軍中」
国王「これは一国を争うことだ。何があっても人々を守らなくては!」
ギルド長「こちらもギルドに集う冒険者全員を」
マヤ「みんなでこの国を守らないと」
王城の鐘が鳴り響く。
戦争の合図だった。
⸻
王国軍・ギルド総動員
ハロットル「俺は前線に出る。勇者として、もう逃げられない!」
マレーナ「私は後衛で援護する!誰一人、死なせない!」
アオイ「マヤ……必ず戻ってきて。私も、できる限り戦う!」
マヤ「みんな……絶対に、無理はしないで」
マレーナ「誰の攻撃受けて今まで生きてきてるの!?私を甘くみないで!」
ハロットル「師匠が教えてくれた戦い方はこれ以上ないぐらいの成長があった。師匠もどうか、、、」
サリル「マスター。神域結界を展開します。敵の魔力侵入を防ぎます」
マヤ「お願い、サリル」
空が裂け、黒い竜巻が渦巻く。
その中心から現れたのは――復讐に燃える“転生魔王”。
魔王「フハハハ……貴様に会える日をどれだけ待ち望んだか、イナマヤよ!」
マヤ「あなた……また、みんなを傷つける気?」
魔王「貴様に魔王の全てを奪われた。それを取り戻すために転生したのだ!今度こそ、この世界ごと滅ぼしてやる!!」
マヤ「いくよ、サリル」
サリル「はい、マスター」
⸻
激突 ― 光と闇
魔族軍が一斉に襲いかかる。
マレーナが炎の竜巻で前線を焼き払い、ハロットルが剣を振るい仲間を守る。
アオイの魔法が次々と発動し、敵陣を押し返す。
マヤ「サリル!!」
サリル「了解。全力戦闘モード、解放――」
(マヤの体から光の翼が広がり、戦場全体を覆う)
魔王「その力……また神の加護か!」
マヤ「いいえ。これは――仲間と生きるための力!」
「あなた達魔族にはわからない力だよ」
魔王「そんな力で倒せると思うなよ!!」
両者の魔力が衝突し、地平線が歪む。
炎、雷、闇、そして光――世界が震える。
⸻
決着
サリル「マスター、魔王の魔力が不安定化。今です!」
マヤ「終わらせる――“創光・崩滅閃”!」
(光が夜空を貫き、魔王の黒い鎧が砕け散る)
魔王「馬鹿な……この力は……神をも超えて……」
マヤ「違うよ。ただの“願い”だよ。――誰も、悲しまない世界にしたいっていう」
魔王「貴様はなんのために戦うのだ」
マヤ「私はこの国みんなが大好き、かけがえのない大切なもの!それを崩れるたびに戦い続ける」
魔王「人間は魔族を倒し、魔族も人間を倒す。この世界が存在する限り」
マヤ「それは、、、」
魔王「マヤよ貴様の力ならば真の平和、魔族も人間も共に共同できる世界にできるだろう」
マヤ「私にできるの,そんなことが」
魔王「お前は我を倒したのだ、できるはずだ、そしてマヤよ、次転生するときはその時はお前と同じ人間として生まれ、共に世界を、、、」
マヤ「その時が来るのを待ってるよ、だけど、敵対するなら私は」
魔王が崩れ落ち、空が静かに晴れていく。
戦いの終わりを告げるように、サリルの光が王都を包む。
⸻
エピローグ
アオイ「終わったね……」
マレーナ「終わったのよ……マヤが、全部守ってくれた」
ハロットル「俺も、いつか肩を並べたいものだ」
サリル「マスター、お疲れ様でした」
マヤ「ありがとう、みんな。……でも、まだ終わりじゃない気がするの」
サリル「え?」
マヤ「この戦いの先に、もっと大きな何かが待ってる……そんな気がするんだよ」
マレーナ「上等じゃない!私たちが負けるわけないわ!」
ハロットル「師匠と共にまた新たな冒険か!胸の鼓動が止まらない!」
アオイ「私も行くよ!マヤと一緒に!」
サリル「マスターとかの仲間達ならどんな冒険だろうが、必ず成し遂げると確信します」
マヤ「じゃあみんな行くよ!」
全員「おーう!!」
サリル「ゲート解放!!」
マヤ達は更なる冒険に向けて旅立った。
異世界に転生したマヤ、この先どんな敵が現れようとも仲間と共に闘い人々を守ることでしょう!新たな冒険が始まる時まで!!
物語は次の章へ
魔王との決戦、これでひとまずの終止符を打ちます。
けれど、マヤとサリルの物語はまだ続きます。
新章では、世界の“外側”──神々の次元を舞台に、
真の創造と選択の物語が始まります。
新章開幕までしばらくお待ちくださいませ!!




