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花美哉  作者: ハミル
ハミヤ
49/49

62-20 虎杯

皇帝シンボリルドルフ


第44回皐月賞を制したのは1984年の実際で、岡部幸雄を背にライバルと目されていたビゼンニシキ、蛯沢誠司を退けた


成し遂げる馬の存在することなかった

無敗三冠馬への彼の出発点だった

16戦13勝

後世に名を残す皇帝の最初のGⅠ。制覇だった









「ハミヤ頑張ってくるんだよ」

「うるせえ、黙って眺めてろっつんだ。あーめんどくせぇ」

「クラシックロードの始まりだ」

「ふん。ダリ。お前が代わりに走れ。タケル」

「ふふ。適当にやってこいよ。ハミヤ」

「もっと気の利いたこと言うもんだぜ、こんな時はよ」

タケルが可愛く微笑んでハミヤの鼻梁に刻まれた星を撫でた

「ふん。馬はな。走るのはめんどくせぇんだよ」

第二回H1虎杯

晴れの日だった

すじ雲が満面に駆けていて青空に白膜を張る

大舞台への処女の幕開けに相応しい白空だった


装鞍所を出てパドックへ

H1の晴舞台に白膜で覆われた柔らかな陽光と無数の視線を浴びてパドックを周回する

ハミヤは胸糞が悪かった

パドックが嫌い

視線を刺され馬体を裸体をチェックされる、本能的痛み

蹄が刻む、屈辱の音が鼓膜を揺さぶるようで耳を塞ぎたくてそれを勃てるしかなかった

「じろじろ見やがって」

「注目されてるんだ、、名誉なことだよ、ハミヤ」

「タケルならどうだ。裸で周回させられて身体を見られるんだ」

「ふふ。役割があるからなんとも言えないよ」

「嫌な言葉だな、サラブレッドはなんだ」

「人に飼われて走る」

「自然とした生き方がしてみてえ」


タケルが引き綱を

鞍上にはイチマル

地下馬道を抜けて白空の元の緑へ

右前脚の蹄がターフを踏んだ


フルゲート18頭

新馬戦を勝利した以降

積めなかった勝利

トライアルレースH2英雄賞3着で手にした出走権

4戦1勝

13番人気だった

第2回H1虎杯


























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