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花美哉  作者: ハミル
2033年
37/40

38 NHKマイルカップ 30 弥生賞




HⅡ 英雄賞


ケッコンが優勝した





#HAMIRU

#ケッコン

#花美哉





83.GⅠ NHKマイルC


花美哉 38


「富士が綺麗だ」

花美哉は愛も変わらぬままに富士山を眺めていた

紺碧の空に積乱の雲、積雪の白がはっきりと確認できた、、5月の富士は霞が掛かることも多く全貌を表すことは稀だが、今日は鹿と確認できた

静岡ハミル牧場では鹿も放牧している

さて、ハミヤ

3歳になった今、デビューが近づいていることは当馬も認識している

「ハミヤどうだ、調子は?」

牧場主のユタタが寄ってきて、花美哉の頸あたりに手を置いた

「ちょっともう少し走り込みたいかな」

「茨城調教場ではもっと確かな訓練ができるぞ」

「うん、わかってる。しかし・・」

「なんだ」

ユタタが花美哉の鼻梁の星を見つめた

「富士とお別れか・・」

其れから視線を逸らし、人間を見つめ、微笑んだ


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・・・・


キッスクという生物が有る

人間の言語を話す動物だ


・・・・


5月11日

府中競馬場 パドック

「めんどくせぇな」

「まあそう言うな、ガキ、、熊杯の試走だと思ってさ、気楽に行こうぜ」

「なんだよ、負ける訳にはいかねえだろ。こんなところで」

「そうかい、随分とやる気じゃないか」

「H1だろ」

「ああ、そうだ」


・・・・



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「おおーと、てやんでえ。こりゃやべえぞ!ガキの末脚炸裂だ!あらよっと、4馬身差の楽勝だ。H1 風杯を制したのはガキとホーナーの疾風コンビ。4戦4勝」


1.32.4


東京の空、おぼろ斑の高積雲が碧空を漂っていた

G調教師が3歳男馬のガキと鞍上ホーナーを検量室前で迎えた


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「良くやったぞ、ガキ」

「へっと、当然よ。こんなとこで負けてられるか」

「足は大丈夫か」

「ああ、大丈夫だ。なんともねえ」

「そうか、骨折明けの不安心がややもあったが、杞憂に終わったようだな」

ホーナーが下馬して鞍を外す

「これで、大一番は万全で向えます」

「ああ、ホーナーありがとう。あとは滋賀で軽めの調教とガキの好きなプールで調整していくよ」

勃如、残留していたガキのアドレナリンが雄叫びを上げた

オギャーン!


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4歳牡馬 クラシック四冠

第2戦 熊杯へ


2025/6/1

日本ダービー


・・・・


ミノリとピンタの母娘馬が寄り添っている

「あっ!おにいちゃーん」

「ハミヤ」


白い馬体が、黄の母ミノリ、桃の妹ピンタ、に近づいてきた

「母さん」

静岡ハミル牧場のネモフィラ絨毯、ではなかった

彼の口に咥えられていたのは、母さんの毛ヅヤと同じ

「いつもありがとう」

菜の花だった



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#HAMIRU

#花美哉

#ピンタ

#ミノリ

#ユタタ

#ガキ

#ホーナー

#G

#花美帝平和

#20250511



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