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思考障害と怒り

作者: ゆっか

激しい怒りに囚われてしまう人はいませんか。

私は残念なことにそうなんです。

これ以上人生を破壊しないように、

考察を巡らしました。

長い間かかっていた医者に、あなたには軽度の思考障害があります、と言われた。

思考力が少し一般の人よりも欠けているらしい。

想像力が足りないというか、人が当たり前のように思いめぐらす原因と結果のシナリオが良く考えられないのだ。

それでも文章を書きたい気持ちが強い。

どうしたものか。


実は思考力が足りないために、大きな失敗をしたことが沢山ある。

大概、我を忘れて怒りすぎてしまうことが原因だ。

人に軽くあしらわれたり、侮辱を与えられたりしたと感じると、ひどく怒ってしまう。

怒ったら後々後悔することは確実なのだが、激しい感情に囚われている間はそこまで考えが及ばない。

失敗してから、それこそ後悔の塊になって悶絶する。

実は怒りのあまり病気になってしまい、人生をほぼ棒に振っている。


怒る原因は相手や世界に期待する点が大きいからなのだと思う。

甘えの形の一種なんだろう。

甘やかされて育ったかな。

それはそれで仕方ない。

私にはどうすることもできない。

でも、もっと、この世は切り離されていて、私とはある意味別個だという感覚を身につけなくてはと思う。

誰だったかに、怒りを鎮めるには自分の視点を怒りの対象からうんと下げると良いと言われた。

心の中で大写しになっている相手を小さくして捉えると怒りも小さくなるという。


人は他人なんだから、基本的にその人の都合で動く。

私も自分の都合でものを言ったり、働きかけたりする。

良く相手の立場になって物事を考えないと、本当に取り返しのつかない失敗をする。

現実はもうしてしまっているのだが。

私の人生はボロボロと言って良い。



でも思考障害のある私だが、周りの人がそうではないことがありがたいと思う。

私のような人間が多いと、トラブルはうんと多くて社会なんて維持できないだろう。

それに、私のことを理解してくれて、思考の整理を手伝ってくれる友人もいる。


今度怒りに駆られたら、そんな貴重な友人に、相談することにしよう。

怒って聞き耳持たないのは自分にも怒りの対象にも大きなダメージをもたらしてしまうから。

このこと、カリカリ来ているときに覚えていられるかな。

いやどうしても思い出さなくては。


怒りを暴発させたために、大概の友人を失ったが、今でもある人間関係を本当に大事にしたい。


新しい所に出向くのはとても慎重になろうと思う。

まず、どんな場なのかよく考える。

何を目的にしていて、どんな態度をとるのが好まれるのか前もって想定しておく。

怒ったら、その場を離れて、誰かに相談するか、何か別の気分転換をする。

そう思っているが、このことをちゃんと覚えて、実行しなくては。


失敗続きで物事が積み重なっていない現状なのだが、それでもできるだけ、いろいろなことを大切にして、自分の有形無形の持ち物を豊かに増やしていきたいとつくづく思う。


怒りの反対は優しさかな。

そう思うようになったのはごく最近のことだ。

怒りの対象にも優しさの視点を残さなくては。

まるっきり悪い人などどこにもいない。

全存在を否定するかのような激しい怒り方は本当に良くない。

それは跳ね返って自分自身を居場所のない存在にしてしまう。

優しくあらねば。

優しくなければ、共に生きていられる世界ではなくなってしまう。

優しく温かく、何かを育てるように人と接したいと思う。


かえって、教えられる存在、保護される存在でいるのは、相手をとても優れた欠点のない存在に思う感覚になって、怒りが倍増してしまう。

立場が上の人であっても、心の中では同じ血肉の通った人であることを肝に銘じないといけないなあ。


一番大きな問題は怒りに囚われているとき、自分が冷静な判断をしていると勘違いしてしまうことだ。

ポーカーフェイスがひどくて、周囲に私が怒っていることが伝わらない。

怒りを相手にぶつけるのではなく、関係のない所で発散して理解してもらうことも大事だったのだ。

これも難しい。

が、今後やるしかない。



誰かの参考になればありがたいです。

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