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5 、 ルルファル

おくれました、、

申し訳ないです、

「〜っっっ、申し訳ないです…こんな所まで運んで頂いて…」

「いやいや〜っ平気平気。所で…本当に大丈夫?魔力消費激しいらしかったけど…」

「あ、多分もう大丈夫のはずです、ちょっと使ってみますね」


そう言って火属性魔法の第1段魔法"ファィア"を脳内で思い浮かべる、人差し指の指先にマッチの火くらいの炎が現れた。

続け様に第1段魔法変化形"ファィアボール"をそして違う氷属性の第1段魔法"フローズ"そしてその変化系の"フローズンミスト"を続け様に出した。

"フローズンミスト"は習っていないけど、第4段魔法の"アイシクル"を習ったら頭に流れ込んできたので、多分、上位魔法を使ったらそれ以下の魔法は使えるようになるんだと思う。

これくらい使えたら多分魔力は回復しているはず。自分の中でも魔力はある感じがするし…


「ルルファルさん、心配かけてすみません。これくらい出せるので多分大丈夫だと思います。本当に御心配かけてすみません…」

「……………あっ、いやいやぁ、そんなそんな。大丈夫だよ〜?あ、そうだ。私まだ訓練の続きだった、んじゃーね!ロルくん」


そう言うとルルファルさんは風のように走り去ってしまった。

それから少しして、教官のドンさんが訪ねてきた。


「ロル、どうだ?体調は」

「全然大丈夫です、御心配ありがとうございます…」

「ふむ、大丈夫そうだな。だが体調を崩されては困る。今日明日は休んでおくように」

「あ、分かりました。お気遣いありがとうございます!」


ドンさんと別れると俺は自分のベッドへと寝転がった。ベッドに入った途端にとてつもない眠気が襲ってき、そのまま俺は眠りについた。




『ルルファル視点』


ロル君と別れた後、私、ルルファルはずっと考えていた。

あの子は何なのだろう。第1段魔法での無詠唱は良いとする。だが何故、変化形を無詠唱で行けるのだろう。

"天才"

周りからそう言われた私でさえ、第1段魔法の変化形は少し詠唱をしなくては行けない。

試しに


「ファィアボール」


そう言ってみるが、勿論、ファィアボールが出ることなんかない。


「ファイア」


なら指先に火が付いたが……


「やっぱ…

炎火ファィアを球とし成り飾れ "ファィアボール"」


そう言うと、直径1センチ程の球がやっと現れる。自分で言うのもなんだが、私が天才でなければもっと長時間の詠唱が必要となる。まあファイアですら、ある程度の魔法士でも「火を炎火ファイアに転換す,業火に変わりし炎火ファイアを指先に,そして生まれし炎火ファイアを魔法士□□の名において顕現を願う,いでよ"ファイア"」くらい必要だもんなあ……

そう考えていくとやっぱおかしいよな、あの子…とどんどん思ってきた

そんなことを考えているうちに、訓練所へと着いてしまった。


「よろしくお願いします〜」


訓練所のお婆さんにそう告げると、訓練を始める。

その間も私は、あの子について考えるのであった___

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