2 , 1日目
友達の方です!
良ければ見ていってください
どれくらい寝ただろうか。
誰かの怒鳴り声で俺は叩き起された。
「…おい、おいっ!お前起きろ!!新入りがいつまで寝てるんだ?!」
「ん、んん?……」
眠たい目を擦りながら起き上がると、ドンラスさんが目を血ばらしらせ、恐ろしい形相で立っていた。
「何寝ぼけてやがる!!もう朝の3時だぞ?」
「え…?まだ、3時じゃないですか?!」
「何を言ってるんだ、労働の時間だぞ。チッ…意識が低いな、お前は。まぁ、新入りだ、多めに見てやろう。次はないがな。すぐさま懲罰房送りにしてやる。」
昨日だって、ぐっすり寝れたわけではない。眠さで重たい体を引きずるようにドンラスさんについて行く。
少し歩くと労働場所に着いた。
もちろん、綺麗とは程遠い。
「今日の労働場所はここだ。5時間ぶっ続けで働け。休憩はなしだ。真面目にやらなきゃいつでも追加するからな。」
「…そんなの倒れちゃいますよ!!」
内容も楽なものでは無い。座って行う単純作業などではない。地下採掘という肉体労働だ。
「ほざくな、黙って働け!!俺は、︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎絶対︎︎︎︎"︎︎だ。」
「…」
理不尽でも、逆らえなかった。
労働が増えるのは御免だ。
俺は黙って労働場所に向かい、黙々と働いた。
1時間ほどたった頃には、もう採掘具を握る手が震え始めた。
…重い……手が…
途中手が止まりそうになった。
でも、俺は手をとめず、
『大丈夫、きっとすぐ解放されて元に戻れる。』
と言い聞かせながら何とかやりきった。
「集まれ!!今日の労働時間は終了だ。」
ドンラスさんの声がラッパのように響き渡る。
「やっと…やっと終わったぁ…」
「皆、速やかに牢にもどれ。」
俺は体の至る所が痛み、ふらつきながら牢屋にもどった。
そして、ベットに倒れ込むようにすっと眠りに着いた。
?〈明日はどんな労働、訓練がロルを待っているのだろうか…これがまだ序の口だとロルは知る由もなかった。〉
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