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こりゃ、困ったなぁ

一個前の話とセットです。

ご注意を

はぁ、言ってても仕方ないから武器の方も見るか。


首狩の長剣(ヴォーパルソード)

ラビタリア一の鍛治士が打った長剣。

首狩魂が込められており、一種の魔剣に近い。

首を狩れば狩るほど筋力、敏捷、器用にバフがかかりクリティカルダメージも上がり、耐久値が回復する。

筋力補正(小)、器用補正(中)

首狩魂、首狩必殺、所有者固定(連携)


...いや。まだ、詳細見ないと分からん。


首狩魂(ヴォーパルだましい)

それは首のみを狙い一撃で倒すという、決意であり誓約。

首に攻撃で一撃で倒せなければ筋力補正(極小)、敏捷補正(極小)、器用補正(極小)、クリティカルダメージアップ(極小)、耐久値極小回復。

首への攻撃で一撃で倒すと筋力補正(中)、敏捷補正(中)、器用補正(中)、クリティカルダメージアップ(中)、耐久値全快。

どちらも重ねがけ可、首以外への攻撃でリセット。

首狩系の武器同士であれば持ち替えてもバフ継続。


首狩必殺

首を狩って敵を倒す毎にゲージが溜まり、そのゲージを利用した技が使える。首狩武器でゲージ共有。

50000体分のゲージ利用:首狩の一撃(ヴォーパルストライク)。敵一体を対象に首に攻撃を当てさえすれば、確定で倒す。

100000体分のゲージ利用:首狩の領域(ヴォーパルスフィア)。一定範囲の敵の首を狩り確定で倒す。範囲は敏捷と器用に依存。


所有者固定(連携)

首狩の腕輪と連携されており、首狩の腕輪の持ち主にしか使えない。手から離れても、クイックチェンジを使えば武器庫に仕舞える。


おっふ...

待ってこんな序盤も序盤に出てきていい武器じゃなくない?!

使うに使えないじゃん。見た目普通だけど鑑定されたら直ぐ性能バレちゃうよ。

ちなみに他には短剣とか鎌とかあったけど全部フレーバーテキストはほぼ同じでスキルも一緒な。盾だけ特殊で縁が研がれてて攻撃にも使う前提だったわ。


「こんな性能の良い物貰えませんよ。旅人の嫉妬って恐ろしくて、アルルにも被害が出かねないので、出来ればお返ししたく...」

「大丈夫じゃよ、所有者固定というスキルには実は鑑定を誤魔化す効果もある。おそらく真の性能を知る、つまりその知識を有する者も固定するということなんじゃろうな。もうワシの鑑定にも何の変哲も無い剣にしか映らん。心配は要らんよ。」

「えぇ、でも...」

「というか、首狩シリーズはヴォーパル魂が最も強い者にしか扱えん。どうやらワシをも超えるヴォーパル魂をお主は持ってるみたいじゃ。もう返品を受け付けれん。魔剣に魅入られたと思って、諦めよ。」


オゥ ジーザス...

まじかよ...いや、切り替えよう。序盤にして、一生レベルで使える武器が手に入ったんだ。喜ばしいことじゃないか...


いや飛びすぎだろ...もっと苦労して素材集めたりとかスキレベ上げたりする手間も楽しみの一つじゃん。


しかも、即死効果のあるスキルついてるし。発動すれば確定なら5万とか多いとは感じねぇしな!

なんせ試行錯誤しながら約半日で1000体だからな。ゴブリンとか、致命兎に絞ってフルでやれば多分10日ぐらいで溜まるし...


もう、えぇ...


「ぷぅ?ぷ?」

「なんだ?心配してくれてるのか?大丈夫だよ。」

「ぷぅ?ぷっ♪ぷぷ♪ぷっ♪ぷぷ♪」

「お、ご機嫌だなぁ。なぁアラン?アルルってまだ喋れないのか?」


俺はアルルの可愛さに悶えてるアランに尋ねた。


「...ぬ?そうじゃのう?ワシら首狩兎が言葉を話せるようになるタイミングはかなりばらつきがあるからのう。何とも言えん。あっ、話せるようになったら直ぐに連れてくるのじゃぞ!おじいちゃんって言ってもらうんじゃ!」

「オーケー、分かった。じゃあ、そろそろファウストに戻らせてもらうよ。アルル、フードの中にでも入っとくか?」

「ぷっ!」


入るみたいだな。一生懸命片手を上げて、アピールしてる。かわいすぎだろって、爺ちゃんも悶絶してるよ。

アルルをそっと、フードの中に入れて改めてアランに向き直った。


「じゃあな、アルルは任せろ。一人前の首狩兎にしてやる。アルル、お爺ちゃんにバイバイしな。」

「任せたぞ。アルル、達者でな。(ブッフォ、かわいすぎる)」


威厳ねぇな、頑張ったのは頑張ったけど、喜びが漏れてるよ。

でも確かに可愛い。俺の肩越しに手を振ってんだぜ。

もう...ふぅ。


モフラーになりそう。

いやぁ、ぶっ壊れですな。

まぁ、攻撃箇所がほぼ首に限定されてるのが救いですね。当たり前ですが、首という概念が無いモンスターもいるので、そのモンスターには首狩武器は無力です。

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