第2話 ネストファートへの道 1
1話をよんでくださったかたありがとうございます!
少しずつですが、頑張ります!
「ようこそ、ネストファートへの道へ」
輝きがおさまると、目の前にはぼうっと光るなにかがいた。
「どこかに連れて行かれるのかと思ったら、そちらが来たんですね。」
相変わらず、周りは真っ白な世界のままだ。
「いきなり、ネストファートに転生させるのは酷ですからね。送り込む前にここでネストファートの知識を与えます。」
「そう言うフォローはやってくれるんですね。」
「先ほども言った通り、ネストファートの未来を救っていただくためですから。」
「それであれば、あなたが直接救うと言うのは?」
「私たちは、直接ネストファートの世界に干渉はできません。祝福を与えた贄を送り込むことしかできないのです。それも、ネストファートの未来に黒い影がかかった時だけ。それが、今なのです。」
なるほど、なんでそれが俺なのかは疑問だが、とりあえず誰かを送り込まなければならないと言うことはわかった。
「聞きたいことがあれば、質問してください。」
どうやら、事前説明会的なものをここでやってくれるらしい。
それでは、色々と聞いてみよう。
「そもそも、あなたは誰なんですか?」
「私は、ラファールを管理するもの。」
「ラファール??」
だめだ、回答に情報がない・・・。
「まずは、ネストファートとは何かから説明していきましょう・・・。」
何を聞けばいいのか悩んでいたら、これから飛ばされる世界を簡単に説明をしてくれた。
ネストファートというのが、これから行く世界の名前らしい。
大きく2つの大陸<白の大陸>と<黒の大陸>に分かれていて、それを6人(?)の管理者が管理しているとのこと。
6人(?)の管理者はそれぞれ管理している地域があり、特に連携するわけではないが、他の地域にちょっかいを出すことも基本はしないそうだ。
管理者はどうやら神様みたいなものらしく、その土地が異常な状態にならないように制御をしている存在とのこと。
ただ、ファンタジーの世界の神様のように強大な力を持っているわけではなく、あくまでも異常な状態にならないように制御をするのみで、直接神の奇跡的なことはできないらしい。
その管理者の一人である「ラファールを管理する者」が、世界の異常を感じ取り手を打とうと動き出したらしい。
その際、他の5人(?)の管理者と連携はしていないとのこと。
すればいいのに・・・。
管理者は未来に対する異常を感じ取ると、異世界から贄を呼び出せるそうだ。
その贄は完全にランダムで管理者には選べないらしい。
なので、この場所で祝福を与えて送り込むことになる。そういうことなのだそうだ。
説明回になってしまいました。
しかも、まだ終わらず。
愛犬が出てくるのはいつになるのやら・・・
もう少しお付き合いください。