「君は異能を信じるかい?」
ずっと俺は思っていた。
「異能が使えりゃ無双できるんじゃね?」と。
そして、それが今叶う時が来たのだが....
「なんだコイツ!?」
「さっきの奴と全然違うぞ!」
「わっ分かったからもう許してくれ!」
「ほらほらもっとかかってこーい」
なんで俺じゃなくてコイツが無双してるんだよぉぉぉぉ!?
時は遡る
まず自己紹介からしておこう。
俺の名前は日下部十夜
桜崎高校に通う高校1年生だ。
ステータスは、
成績上 運動上 ルックス上の上と、
自分で言うのもあれだがかなりハイスペックな高校1年生だ。
友達も多いし、先生からの評判も良い。
ここまで完璧な人はいないとみんなに大声でいいたいぐらいだよ。
まぁ、そんなことをしたらみんなから頭のおかしい奴と思われるのでやめておこう。
キーンコーンカーンコーン
「起立、気をつけ、礼 ありがとうございました。」
ようやく学校が終わった。
いくらすべての事を完璧にこなせると言っても学校が退屈と思わないわけではないからな。
「よし、それでは帰るとするか。」
「ちぉっと待った!」
俺が席を立つと一人の少女が声をかけてきた。
感づいた人もいるかと思うが今声をかけてきた少女が最初に俺がコイツと言った奴だ。
こいつの名前は美月花梨
俺と同じく桜崎高校に通う高校1年生だ。
俺と花梨は中学で知り合った。花梨はもともと中学生になるとき他から引っ越して来たらしい。
家が近いことからよくつるんでいる。
ステータスは、
成績下 運動上の上 ルックス上と、
いわいる運動バカと言うことだ。
それもかなりのバカだ。
テストの点数も平均20点というとても悲しくなる点数だ。
「何一人で帰ろうとしてんのよ!」
「べつに構わないだろ俺が一人で帰ろうと。」
「いつも一緒に帰っているんだから今更照れることないでしょ。」
「べつに照れてねぇよ!」
いや、実際少しも照れてないわけではないけれど...
「ならいつもみたいに帰ろうよ。」
そんな残念そうな顔でこっちを見るなよ、俺が悪いみたいじゃないか。
ほら、クラスのみんなもこっちを見てきてるよ、みんなの目がとても怖いよ。
「はぁ分かったよ帰ればいいんだろ。」
花梨は俺が了承するとコロッと顔を変えて俺に言ってきた。
「それでいいのだよ。」
なッ!こいつはめやがったな!
まぁ今日は一緒に帰るって言ってしまったしな。おとなしく帰るか。
帰り道
「お前またこんな点数取ったのかよ!」
その点数はなんと30点という悲しい点数だった。
「だがしかし、前回より15点も上がったのだよ。」
誇らしげに言ってくるんじゃねぇよ!
「ちなみにとうやは何点だったのさ。」
「100点だったけど...」
「はぁぁ!?頭おかしいんじゃないの!?」
急に花梨が叫んできた。
「おかしくねぇよ!普通に勉強してればこんぐらい取れるだろ。」
「そんなことないよ!私もちゃんと勉強してるのに全然いい点取れないもん。きっとなんかしてるんでしょ。」
「だから何もしてねぇって。」
事実毎日1時間くらい勉強してるだけだし。
「ほんっと世の中って理不尽だよねぇ。」
「お前だって運動めっちゃ得意だろうが。それで大学の推薦うけりゃいいだろ。」
俺がそう言うと花梨はいきなり怒り出した。
「頭が悪かったら意味ないでしょ!」
「それはお前が悪いだけだろ!」
「やっぱり世の中は理不尽だよ。」
「またそれかよ。」
しばらく2人で話していると花梨がふと俺にむかって言ってきた。
「そういえばとうやってまだあんなこと考えてるの?」
花梨が言ったあんなこととはおそらく俺が異能が使えれば無双できると思っていることだろう。
そして、何故花梨がそのことを知っているかと言うと俺は小学生の時クラスの前でこのことを言ってしまったからだ。
当時の俺はそれを言ったらみんなが「かっこいい~」とか言ってくれると思ったからである。
当然ながらクラスのみんなからは冷たい目をされたよ。
今ではいい黒歴史だよ。
「別に考えてたっていいだろ。」
「うわぁ引くわ~」
そんな目で俺を見るなぁぁぁ(泣)。
いいだろ今でもかっこいいと思ってるんだからよ。
「べッ別に関係ないだろお前には!」
「うん、別にいいんじゃないかな」
「そんな可愛そうなものを見るような目で見てくるんじゃねぇよ。」
そう俺が言うと道の角から1人の男が出て来た。
身長190センチくらいのかなり長身で全身真っ黒の服を着ていた。
そして何より一番気になった事は確かに見た目も妙だが、どこからともなく感じるこの強大な気当たりだ。
まるで、どこかの達人かのように感じる。
すると、男が俺達にむかって言ってきた。
「君達は未知の存在を信じるかい?」
何を言っているんだこの人は?
「ちょっとあんた何おかしなこと言ってるの?」
先に言われてしまった。まぁいいか。
「何もおかしなことは言ってはいませんよ。では、まぁここはとばしましょう。単刀直入に言います。あなたたちは異能を使いたいと思いますか?」
ん?
今この人は何と言った?
異能を使いたいかだって。
「何この人?こんな人ほっといて早くかえろう...」
「はいっ!使いたいです!」
花梨が言い終わる前に俺は言った。
「ちょっ!何言ってんのよとうや。」
「そうですか。では、あなたたちにその力を授けましょう。」
そう男が言うと男は右手を突き出し、そしてその手が光った。
「なッ何これ!」
「花梨!」
「これからたくさんの苦難があなたたちを襲うでしょう。でも、決して諦めてはいけません。異能を愛するあなたならきっと乗り越える事ができるでしょう。」
そこから俺の意識は途絶えた。
今回は初めて書きましたが、やはり小説を書くのは難しいですね。でもこれからも書いていくので見ていただけると嬉しいですね。