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異世界転生の雫  作者: 星馴染
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転生準備中

前作は少し強引な締め方をだったので、今回は王道で綺麗に終われればいいな、と思っていますっ。感想を頂けると嬉しいですっ。

ここはどこだろう。


フワフワとした感覚に戸惑いながら、俺は青色の空間に漂っていた。

身体の形がはっきりしない。俺は何でこんな所にいるんだろう。


俺の名前は平地(さらち しずむ。俺の前世はヒキニーだった。


高校を卒業し、大学受験をするでもなく、専門学校に行く訳でもない。

就職……?その発想は無かった。


そしてなるべくして、俺はニート化した。

ニート生活を送っている内に、働いたり、学校に行っている奴に対して劣等感が生まれた。


コンビニへ行っても、もしかして俺の事を知ってる後輩だったりしないか。

ニートだと嘲笑われていないか。


そして、怯えながら外に出る気力も失せ、最低限の食料を買う時以外は外に出なくなった。

俺は自宅警備員としては、かなり優秀だと思うんだ。真面目で職場を離れないしな……。


最近の記憶を思い出していく。


正確な日付は気にしてないが、季節は夏。全開で回している扇風機を旧式のパソコンへ向け、

俺は財産の確認作業をしていた。


2TBという財産(エロ画像)フォルダを三徹して整理。

好みの物を排除した究極のコレクションがついに完成したのだ。

確認していない画像は無い。一気に気分を振り落とす、精神的ブラクラ画像は完全に排除し終わったのだ。


仕事をした、という充実感を得ながら、俺はエロサイトに感謝を捧げた。

エロサイトさん、貴方のおかげで就職していないけど、働く楽しみが解かりました。

ありがとう……ありがとう。

解った所で、もう遅いがな……!


そして、俺は空腹を覚えコンビニに向かう途中……ブレーキ音を聞いた。

大きな音の後で意識が無くなり……気がつけば、ここに居たという訳だ。


俺は死んだのだろうか……。

そう自覚すると同時に、一人の姿が見え始めてきた。


「いらっしゃいっボクの名前はカミカ。転生担当者だよっ」

「……え、転生来た!?」


幻想的な美少女が、青い世界に立っていた。

カミカ、と言った少女が資料らしき物をペラペラとめくる。


「君はやればできると周りに吹聴するワナビで、色々とえっちな画像を集めてたみたいだねっ」


「ああ、エロ画像収集は俺の人生だ。誰に見せても恥ずかしくない完璧な物が出来たと思う」


「君の偏った性癖なんて知って誰得になるのか解かんないけどねっ」


そこまで偏っては居ないはずだ。……恐らく。


「うわっ君はJPEGだけで生身を見たこともないんだねっ」


「三次は惨事だからな」


「君の持ってたJPEGの画像は三次元メインだったけどねっ」


美少女とエロ画像トークで盛り上がりながら、パジャマパーティーのような楽しい一時を過ごした。


「じゃ、そろそろ転生させるよっ」


「チート能力キボン」


「君は面白いねっいいよ。君にピッタリな能力を与えてあげるねっ勇者にでもなればいいと思うよっ」


「それじゃあ、これから転生したら色々とよろしく」


「ボクは付いていかないよ!?なんでいきなりボクに頼ってるの……」


一人で転生するのって寂しいじゃん……。せっかく仲良く慣れたんだし。

じゃあせめて、思い出を忘れないためにも、ちょっぴりエッチな写真とか取らせてくれないかな?

特に集めていた、くぱぁ画像にはこだわらないから。


そう告げると、カミカは少し困った顔をした。


「うーん、ボクのエロ画像は無理だよっ。でも、君の転生にはチートだけじゃなく、ボクから初期装備をあげるよっ」


そう言って、カミカという美少女はゆっくりとスカートに手を差し入れる。


美少女の生脱ぎに釘付けになったが、パンツに釘付けで最後まで見える事は無かった。


んっ、と恥ずかしそうに頬を赤らめてスカートを抑えながら下着をゆっくり下ろすカミカ。


「はいっ君の初期装備だよっ」


パンツを握り締めると、美少女カミカの暖かさが残っていた。


少し湿り気があるのと、清純系な綿パンである所がポイントが高い。ハイクォリティーだ。


……いや、ちょっと待って。初期装備……!?こんなパンツを貰って俺にどうしろと!?


チート転生の世界へようこそっ

読んで頂き、ありがとうございましたっ!

2015/07/12 時系列について指摘がありましたので、削除・加筆を行いました。


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