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僕っ子による愉(たの)しい小説の読み方講座

 



 おや。いらっしゃい。


 まずは好きな飲み物でも飲んで一息つくといい。


 お茶、炭酸飲料、紅茶にビール。好きなものをとるといい。






 さて、君は小説を読んで悩んでいるようだね。


 君が面白いと思った小説は僕がことさら助言をする必要もないだろう。


 きっとその小説は君との波長がすこぶる合っているのだろうしね。


 

 問題はせっかく買った小説や無料で読み始めた小説が君にとって面白くないときだろう。


 そうだね……君の体調は今、万全ばんぜんかな?


 いやいや全く関係のない話をしたわけではないんだ。


 肉体は精神――逆に精神は肉体と密接な係わり合いを持っていて……引き合うものだ。


 体調が悪いときに読んでも、楽しくないときもあるだろう。


 まあ、そういうときには元気になる。そうだね……ギャグものなんか読むのがいいかもしれない。

 

 それか……逆に病をわずらっている主人公の話を読むと感情移入できるかもしれないね。



 君が幼い頃、病気にかかったとき、親兄弟に読んでもらった童話とかは印象に残っていないだろうか?


 病気にかかると人は気が弱くなる……よって何かにすがりたくなるものだ。


 もし印象に残っているのなら、君はその小説を病魔とのたたかいのりどころにしたのだろう。


 違うなら君は強靭きょうじんな精神を持っているのだろうね。うらやましい限りだ。





 こほん、話を変えよう。


 今読んでいる小説が君にとってつまらないときの解決法を伝授しよう。


 この方法が君に合わなかったときは苦情は聞くけど、新しい解決法を模索もさくしてあげられないことは許して欲しいな。


 君は何ページかその小説を読み、納得出来ずに手がとまってしまった。


 僕と君も含め万人ばんじんに受け入れられる小説なんて皆無かいむといって差しつかえないだろう。


 君は……きっとその小説の世界の構築を筆者にほとんどゆだねてしまっているのではないのかい?


 その小説を読んで出来る世界は君だけのものだと自覚するといい。


 君の頭にはこの現実世界以外に今読んでいる小説の世界を飲み込むことができるんだ。



 情景が薄い? ……ならその世界の町並みを、人の息吹いぶきを思い描くといい。


 心理描写が足りない? ……なら、どうすればそういう行動に至るのかを君が付け加えればいいんだ。まあ、これは破綻してしまうこともあるだろう。でも、その小説を作った人間はそういう心理に至ると思ったんだ。君の想像を超える心理状態……中々に心躍こころおどるじゃないか。現実は小説よりも奇なりってね。ふふ、君のごのみじゃないかな?


 納得できない展開……君はその小説の読む手を止め、違う展開を作ればいいんだ。何も創作は文字として書きあらわすことが全てではないんだ。文字で表現できないものは必ずある。君が想う言語化できない気持ちとかね。だから無理に読まずに自分の好きなように改変してしまえばいい。そして、ページを飛ばしてでもいいから君の作る物語に足りないものをその小説から拝借はいしゃくするんだ。


 君は何を期待してその小説を手に取ったんだい?


 恋愛、冒険活劇、謎解き……いろいろあるだろう。


 さあ、思い浮かべてごらん。君の今までの経験が今読んでいる物語をよりよく形作かたちづくってくれるから。


 まあ、物はためしだ。今言った方法を挑戦してみるといい。




 君のこれからの読者人生にさちあれ。



 

 お読み頂きありがとうございます(ぺこり


 ありきたりのお話ではありますが悩んでいる方の参考になりますと嬉しい限りです☆


 それでは麒麟さんの作品の宣伝します(苦笑


 悪役転生もののダークファンタジー書いていますので興味がある方はどうぞです。


http://nk.syosetu.com/n5954co/?guid=on



 他にも書いていますが……あまり受けがよろしくないようなので、いつか書き直したい次第です。はい(汗


 それではお疲れ様でした。


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