第『?』の扉 夢の中戦
俺は、夢を見た。 俺は、『2』と扉に記された正方形の部屋と同じ大きさの天井に明るい光を放つ裸電球が1つぶら下がっている部屋に立ち尽くしていた。目の前には扉は無かったが、背後には扉が有った。そして、背後に『気配』を感じた。 「此れで分かった?」 『気配』の原因なる者が愉しそうに言った。 声からして女性だと分かった。 「もう、ゲームは終わり」 其の女性は、突然笑い出した。 「はっはっはっはっはっ」 言った。 「そして、又、始まる」 「何の話だっ」 俺は、叫び、振り向く。 チクリ。 突然、首筋に少し痛みが走った。 辺りが、暗くなる。 身体中が痺れる。 「クソッ」 思い出した。 俺は、『此れ』を・・・・・・。 何も分からなくなる。