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風に吹かれて  作者: lima
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51 冷徹な消しⅤ

51 冷徹な消しⅤ


ノートパソコンからメールを送る。多少本家に劣るが、シンプルだが豪華なつくりの部屋と同様にシンプルな漆黒のノートパソコン。部屋のなかは薄暗くホテルのようなつくりだ。莉磨は眉間に小さなしわをつくった。大きな溜め息をつきノートパソコンを閉じる。椅子から立ち上がり倒れるようにベットへと寝転んだ。

「学校も休みか……」

ふかふかなベットの上で呟きそっと目を閉じた。


鳴り響くケータイに目をさまし重たいからだをユックリと起こす。ボサボサになった髪をほどき手で整え薄ピンク色の私用ケータイを手にとった。

from 広大 sb 無題 本文 了解。すぐ行く 。

from 慎吾 sb 無題 本文 わかった。

from 由哉 sb 無題 本文 了解です!

from 憲 sb 無題 本文 了解

from 恭悟 sb 無題 本文 了解

一通だけでなく多量にメールがきていた。他にもかなりの量がきていて時間がかかるが特に問題はない。どうせすぐに来る。机の正面、鏡にうつった自分の姿をみて服装をなおす。櫛で髪をとかし緩みきった制服のネクタイをしめなおす。黒いYシャツと白いスカートを整えた。


東地区の別荘、応接間にローズクォーツのピアスをした24人が集まる。それぞれがそれぞれの格好をしそれぞれの武器を持ち。

「20人…………あれだけの時間をかけてこの人数。まぁ戦力としてはかなりいいかな」

捺輝は無表情のまま言う。莉磨はそんな捺輝をチラリと見てから話始める。

「あまりやりたくはないけど、シエルを潰す。本気でね」

全員の顔に緊張がはしる。可能性を知り覚悟をした顔だ。

「誰が生きて誰が死ぬのかわからない。おりたいならおりてかまわない。無論、二対一で戦う。勝率はそれなりにある。ただ、高いわけじゃない」

莉磨のいつにもなく真剣な声と真剣な眼差しに更に顔が引き締まる。

「由哉!メモを」

捺輝に言われこくりと頷きノートパソコンを開いた。

架聖莉磨。剣術・3、体術・4、呪術・4、銃術・5、忍耐力・5、走力・2、体力・3、本能・1、戦術・攻、総合・5、戦闘術・猟銃。

紅夜捺輝。剣術・4、体術・3、呪術・3、銃術・4、忍耐力・4、走力・3、体力・5、本能・2、戦術・攻、総合・5、戦闘術・日本刀。

暁ロイ。剣術・3、体術・5、呪術・1、銃術・3、忍耐力・3、走力・4、体力・5、本能・4、戦術・攻、総合・4、戦闘術・ナイフ。

煉獄刻人。剣術・4、体術・4、呪術・1、銃術・4、忍耐力・5、走力・4、体力・5、本能・3、戦術・防、総合・5、戦闘術・体術。

桜葉広大。剣術・4、体術・5、呪術・1、銃術・3、忍耐力・2、走力・3、体力・4、本能・4、戦術・攻、総合・4、戦闘術、日本刀。

村中恭悟。剣術・3、体術・3、呪術・0、銃術・2、忍耐力・4、走力・2、体力・4、本能・2、戦術・攻、総合・3、戦闘術、大剣。

木暮裕斗。剣術・3、体術・3、呪術・0、銃術・4、忍耐力・5、走力・3、体力・4、本能・3、戦術・攻、総合・3、戦闘術、大剣。

桜葉刹那。剣術・2、体術・2、呪術・5、銃術・2、忍耐力・3、走力・2、体力・5、本能・3、戦術・防、総合・4、戦闘術、呪術。

天瀬由哉。剣術・4、体術・3、呪術・0、銃術・2、忍耐力・4、走力・3、体力・5、本能・3、戦術・攻、総合・3、戦闘術、情報。

稲田竜一。剣術・2、体術・2、呪術・0、銃術・2、忍耐力・3、走力・3、体力・3、本能・3、戦術・防、総合・3、戦闘術、情報。



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