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あとがき

昔のファミコンやゲームボーイの時代。

RPGを夢中で遊んでいた頃、攻略本を読みながらとても感心していた記憶があります。


「序盤のモンスターと後半のモンスターの間にも、進化の設定があるのか、すごいな」


このモンスターはどんな環境で生まれ、

どんな過程を経て、あの姿になったのか――。


そんな空想を膨らませながら過ごした子ども時代。


年月が経ち、1996年。

書店で偶然手に取った『空想科学読本』は、私の胸に火をつけました。

“空想を本気で考える”世界がそこにはあり、

気づけば私はドラゴンをはじめとする幻想動物たちの進化と実在可能性を

独自に考察し続けていました。


やがて、


「昆虫とドラゴンは、同じ“六脚の祖”から進化した可能性があるのではないか?」


という仮説に行き着き、

それらの断片をひとつの形にまとめたのが本書です。


これが単なる空想なのか、

あるいは忘れ去られた史実の影なのか――

その答えを決めるのは読者であり、未来の研究者たちでしょう。


かつて私が空想科学読本に出会い、

「空想していいんだ」と背中を押されたように、

この本が誰か、たったひとりでもいい、

研究者や学生の目に触れ、新しい探究のきっかけになれたなら、これほど嬉しいことはありません。


今の学会では、昆虫がいかに節足動物から分岐したのか、明確な説はありません。


きっかけは素人が作ったって構わない。

それを深めるのは専門家の仕事であり、科学とは、いつだって“誰かの仮説”から始まるものだから。


六脚脊椎動物類というこの仮説が、

未来の冒険の入口にでもなれば幸いです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


鳳 翔平

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