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草原演義  作者: 秋田大介
巻三
126/783

第三 二回 ②

サノウ山上に理を説いて職制改まり

チルゲイ東原に雄と交わり討賊を議す

 明けて翌日、インジャらは山塞での各々の職制を定めると、みなを集めてこれを伝えた。すなわち、



  盟主にして本塞の主 一名

   インジャ


  副主にして(ふもと)にアイルを展開し、これを守る将 一名

   ナオル


  ナオルを輔ける部将 三名

   トオリル

   カトラ

   タミチ


  軍の機密を(つかさど)る軍師 一名

   イェリ・サノウ


  (ネグ)の門を守り、有事の際にはナオルを援ける将 一名

   トシ・チノ


  一の門にあってトシを輔ける参謀 一名

   サイドゥ


  トシの配下の部将 二名

   チハル・アネク

   ナハンコルジ


  (ホイル)の門を守り、隷民(ハラン)軍を統べる将 一名

   セイネン・アビケル


  二の門の部将 二名

   ドクト

   オノチ


  西塞を守る将 一名

   マタージ・ハーン


  西塞の部将 二名

   マジカン

   ゴルタ


  東塞を守る将 一名

   コヤンサン


  東塞の部将 二名

   イエテン・セイ

   タアバ


  北塞にあって塞の拡張に努める将 二名

   テムルチ

   マルケ


  小塞を守る将 一名

   コニバン


  軍の内務を司る軍政司 一名

   シャジ


  情報機密偵察を司る将 一名

   オガサラ・ジュゾウ


  家畜(アドオスン)兵糧(イヂェ)の管理を司るもの 二名

   ハツチ

   トシロル


  傷病者の治療を司る軍医(エムチ) 一名

   キノフ


  諸事の記録を司る史官 一名

   カナッサ


  大将旗を護持し、盟主を守る将 一名

   タンヤン



 かくして二十九人の好漢(エレ)はみな、(エルデム)に応じて職制が与えられたので、ことごとく任務(アルバ)に就いた。


 このあと山塞はいよいよ気勢上がり、諸方から投じてくるものはますます増え、フドウはもとよりベルダイ左派(ヂェウン)やキャラハンの遺民も続々馳せ参じたが、この話はここまでとする。

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