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6日目

 今日は更新できなかった。

 荷物はムシロと空き缶だ。


 さてと、やるか。



「右や左の旦那様~哀れな底辺作家で御座います~」


「物乞いか、失業でもしたか?」


「あぁPタン様?! どうかわたしにお恵みを~!」


「消費者金融に相談しろ、まだ現実味があるだろう」



 ヒ ッ …… ヒ ド イ。

 こんのぉ冷血漢めぇ!


 あれ? そういえば。

 Pタン最後は優しい。


 よぉしっ! 喰い下がってみるか!!



「評価の御★様を恵んでくださ~い!」



    ス カ ―― ァ ン !  カラン



「あっ大事な商売道具の空き缶が?!」



    ドガッ! ガスッ!!



「潔く消えてくれ、消滅しろ」


「痛っ、痛、痛いです、物理攻撃はよしてください、HPがどんどん減ってます!だって、5日も頑張ったのに評価が0ポイントのままなんですよ~?! わたしも★を欲しい、★★★★★欲しくて当然じゃないですか!!」



 なっ、猛烈に怒った。

 あのPタンが、何故。


 な ん で ~ ?!



「良く聞け」


「は、はい」


「ポイントってのは仮想通貨みたいなモンだ。1pt、1万円」


「レート? そうPタン思ってる?」



 あ。 深く頷いた。



「ブクマしたら2pt」


「はい、頂きました」


「そいつは出張旅費の立替分。完結したら、清算してやる」


「出張旅費、2万円」



 でもそれじゃ一泊しか……ヒッ!



「猫昆布茶さんよぉ」


「は、はいぃ?」


「入って5日で10万よこせって連呼してるやつを見たら、そんなに仕事してないでしょうと思う、そうだろ?」


「それは、まぁ……そうですけど」


「評価乞食は、下衆(ゲス)のすることだ」


「でも! Pタンもポイントとか」


「猫昆布茶さんは、給料明細を同僚と見せ合いっこしたいのか?給料袋から身銭を切って贈って喜ばれ贈られて嬉しい、その反芻なんか意味あんのか? その会社、長くは勤められないだろうな」


「でも。 御褒美あっても」


「★評価は、出来高報酬だ」


「でも」


「書け、書いて完結させろ。 ……話はそれからだ」



 帰っちゃった……


 すんげ~怒った。

 あんなに沢山書いてても、苦労してるんだ。


 そういえばPタンの評価、見たことないや。

 見ちゃえ。

 小説情報、これか。



 えいっ!



「げえ!! …………億万長者~?!」

私は過疎ジャンルの住人なので、精々3桁止まりです。

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©だいずさま
― 新着の感想 ―
[良い点] Pたんすげえ……(゜Д゜;)
[良い点] ネット小説家デビューしたばかりの隙だらけな新人さんと、幾重もの傷を胸に刻みながら魑魅魍魎の蔓延るなろう界を生き抜いてきた英傑とのハートフルストーリー・・・各話、英傑のことばが心に優しく刺さ…
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