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第10話  歓迎会

本日も2度目の更新です。

目が疲れています。

 エイル・マリー・ディルとパーティを組む事になり、その日の夜は歓迎会を開いて貰うことになった。

「そういや、お前家ってどこ?」

「ないですよ。今は食楽亭に泊まってます。」

「はあっ?高いだろ、あそこは?」

 確かに一日7000Gは高い。一ヶ月だと21万Gになるのだ。そういや何も考えていなかったけど、お金の価値って元々の日本円とほぼ同じなんだな。わかりやすいわ。

「皆さんはどうしてるんですか?」

「私達は三人で家を借りてるのよ。二階に丁度三部屋あるからそれぞれの個室があるの。」

「なんならお前も来るか?四人で割れば更に家賃が安くなるしな。」

「そんなことしてもこの子の部屋は無いじゃない?共用スペースに寝泊りされても迷惑よ。」

「一階の物置部屋を使えばいいじゃん。片付ければいけるって、な?」

「いや、そこまでして戴かなくて結構ですよ。オレも金貯まったら何処か借りようと思ってますし。」


 そんな会話をしていると、目的の酒場に着いた。この辺に家を借りてる冒険者は大体ここに来るらしい。

 周りを見ても、鎧やローブを着ている人が殆どだ。

「そんじゃ、レイジの我々『ロードウインズ』への加入を祝って、かんぱ~~い!」

 勿論未成年になってるオレは果実ジュースだ。

「ねえ、レイジってお酒飲まないの?」

「いや、だってオレ未成年だし。」

「はあ?なに、お前年いくつだよ?」

 え?なに?オレってそんな変なこと言ったのか?確かステータスには17ってなってた。元々は40近かったが。

「17ですけど……何かありました?」

「いや、17だったら成人してるでしょ。」

「え?」

 そうだ、元々の常識とは違うのをすっかり忘れてた。こっちではいくつから成人なのか……。

「おいおい、16からは成人だぞ?何時まで子供のつもりでいるんだよ。ダメだ、すみませ~ん、エール一つ~。」

「ちょっと、始めてならシードルかミードの方がいいんじゃない?いきなりエールは可哀想よ。」

 エールはビール、ミードは蜂蜜酒だ。そこまで知ってる。シードルってなんだろうか?

「シードルってなんですか?」

「りんご酒のことよ。シュワシュワしてて美味しいの。癖になるわよ。」

「とりあえずエールって言うだろ。シードルなんかは二杯目からでいいだろ。」

 とりあえずビールって事か。どこの世界でも考えは同じみたいだ。


 オレの分のエールが来た。

「んじゃ、改めてよろしくな。レイジ!乾杯!」

 それから楽しく食事をし、トコトン飲んだ。

「そういやさっき話したけどよ、家どうするよ?」

「いいけど、アンタがあの部屋片付けなさいよ。殆どアンタのガラクタだし。」

「何言ってるんだよ!半分はお前のだろ。何に使うか分からないシャレコウベとか要らないだろ。」

「あれは今後魔術の研究に使うものだし、アンタの……」

「あの、この二人って何時もこんな感じなんですか?」

 いい加減このやり取りを見るのに疲れて、ディルに聞いてみた。

「ああ、一日に少なくても五回はやってるな。」

「よく飽きもしないでやりますよね。この二人って付き合ってるんですか?」

「付き合ってるわけではないが、何ていうか、それ以上の絆で結ばれてる感じだな。信頼してるからこそここまで言えるんだと思うぞ。」

「へー、流石ですね。お二人の事よく分かってるんですね。」

「まあ、毎日だと呆れるけどな。そういう意味ではお前が入って良かったと思うぞ。」

「どういう意味ですか?」

「オレの負担が減る。」

「酷いですね。でも、いざとなったらディルさんが止めてくれるのわかってるからお二人もここまで言い合えるんじゃないですか?」

 そう言うとディルは一瞬驚いた顔をし、その後、ヤレヤレといった感じで二人の仲裁に入った。


「それでキミは何時まで宿に泊まる予定なの?」

 既に顔を真っ赤にしているマリーに聞かれ、

「あと三日分支払っています。」

「そう、じゃあ三日経ったらウチにいらっしゃい。それまでに片付けしとくわよ。」

「ありがたいけど、いいんですか?」

「おう、何時でも来いよ。ちゅーか、別々に住んでると待ち合わせとか面倒だろ。」

「とりあえずキミは明日一日休むこと。今日流した分の血は自然に回復するのを待つしかないんだから。わかった?」

「そんじゃ、明後日の朝ギルドの前で待ち合わせな。」


 三人と別れ、食楽亭へと帰る。しまった、食事してきてしまった。

 食楽亭の食事は最高に美味いのだ。あれを食べ逃すなんてのは、愚の骨頂である。

 少しでも腹に入れれるように走って帰ることにした。

 五分後貧血で動けなくなってたのは内緒である。

 

 かなり遅い時間になったが食楽亭へ帰り、もうすぐ食堂を閉めると言うので直ぐに食べに行った。

 しかし、やはり食べ過ぎたのか、半分も食べることが出来ず、殆ど残してしまった。ごめんなさい。

 

 部屋に戻りステータスチェックをする。



 レイジ(17)


 メインジョブ:鍛冶師   LV6

 2ジョブ  :冒険者   LV4



 攻撃:32(14) (8)

 魔力:8 (0) (3)

 俊敏:18(6) (7)

 体力:28(12) (9)

 命中:18(6) (6)

 精神:8 (0) (3)

 運 :13(3) (5)



 スキル:短剣・片手剣・格闘・盾・警戒・火耐性・氷耐性・鍛冶・言語変換・鑑定


 ユニークスキル:マップ・ジョブ


 スキルポイント:80


 称号:転生者・旅立つ者・幸運者



 うん、多少レベルが上がってるな。スキルも増えてる。スキルポイントが結構溜まってるな。

 スキルポイント振り分けるか。



 短剣LV2(01/50)

 片手剣LV2(09/50)

 格闘LV3(27/100)

 盾LV1(07/10)

 警戒LV1(05/10)

 火耐性LV2(37/50)

 氷耐性LV3(09/100)

 鍛冶LV4(60/150)

 言語変換LV3(67/100)

 鑑定LV3(21/100)


 マップLV2(20/50)

 ジョブLV2(01/50)


 鑑定が上がってる。けど採取中は変化なかったな。

 とりあえずジョブに50振り分けるか。


 ジョブLV3(01/100)


 これで3ジョブいけるはず。

 3ジョブ設定を選ぶと出てきたのが、『戦士』『武道家』の二つだ。以前は武道家だけだったのだが、いつの間にか増えている。

 そういえば、昨日読んだ本に、『片手剣』と『盾』のスキルで『戦士』になれるって書いてあったわ。

 すっかり忘れていた。いや、正確にはあまり気にせずに読んでいたんだな。

 普段片手剣を使っているのだから戦士を付けるか。

 これでステータスを見てみる。



 レイジ(17)


 メインジョブ:鍛冶師   LV6

 2ジョブ  :冒険者   LV4

 3ジョブ  :戦士    LV1


 攻撃:35(14) (8)(3)

 魔力:8 (0) (3)(0)

 俊敏:19(6) (7)(1)

 体力:31(12) (9)(3)

 命中:19(6) (6)(1)

 精神:8 (0) (3)(0)

 運 :15(3) (5)(2)



 スキル:短剣・片手剣・格闘・盾・警戒・火耐性・氷耐性・鍛冶・言語変換・鑑定


 ユニークスキル:マップ・ジョブ


 スキルポイント:30


 称号:転生者・旅立つ者・幸運者



 攻撃と体力が伸びてるな。でも今は能力が高いけど鍛冶師を外したほうが伸びる気がする。

 今後の伸び次第で考えなきゃな。


 明日は休めって言われたな。ゆっくり休んで明後日からは『ロードウイングス』の一員だ。

飲み会がメインでしたので会話中心になってしまいました。

状況を言葉だけで伝えるのって難しいですね。

これからも頑張ります。

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