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残党シャングリラ  作者: タビヌコ
第三章「中年サヴァイヴァーと徒然デイズ」
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お姫様の独白

やぁやぁ、皆元気かな?

急に誰かって? やだなぁ私だよ私。

いつも私の話を聴いてるんだから忘れないでくれたまえ。

まぁ、そんな話はどうでもいい。

そうだね、今日はとある悪の組織のお嬢様の話でもしようじゃないか。

悪道姫子。

彼女についての話をしよう。


悪道姫子は夢を観ない。

覚えてないとか、思い出せないとかじゃあない。

彼女は、今生において、夢というものを一切観た事が無い。

なぜかって?

君は自分の夢の中で夢を観た事はあるかな?

なぜ、そんなことを聴くのかって?

つまりは、全くそういうことだからさ。


睡眠と死の違いは夢があるかどうか。

醒めるか冷めるか。

明けるか空けるか。

帰るか還るか。

夢であれ、棄世であれ、

駆ける距離は変わらず。

溶けない夜は傷口を広げ、切り傷を致命傷に変える。


なに言ってるんだって?

独白なんてそんなものだよ。

コツは難しく考えないこと。

難しく考えすぎると、

どこかの屈折の悪魔みたいに湾曲しちゃうのさ。

だから君が考えるべきは、もっともっと根底の部分。

つまりは...。

おっと失敬、喋りすぎた。

僕は刹那主義だが、多少の我慢は出来るんだ。

美味しい物は最後に食べる派だしね。

では、失礼するよ。

今度は正義の独白ででも逢おう。


(今後たまに入る独白の独り言。本編に関係あったり関係なかったり)

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