召使いという名の奴隷
主人公も神に負けないくらいの美形(笑)です。(´ω`)
『じ、実は、我々の中から玲緒奈様について行く資格を与えていただけないでしょうか?』
「却下」
神様を連れて行くとか流石の私でも無理な話よ!ってことで。
「さよなら」
『玲緒奈様!お願いです!』
ええ、めんどクセェ
「じゃあ、あんたでいいや。
はい、決定!よし行くぞ!」
『え、ええ!?あ、ありがとうございます!』
行こうと、言おうとして後ろを振り向いたらとんでもない美形がいた。
長い銀色の髪は、一本一本が宝石のようにきらめいておりとても神々しく、その瞳は夜空を詰め込んだような美しい色だ。一つ一つのパーツが完璧な配置で置かれており、何とも言葉にできない美貌の持ち主。
そいつが私にひざまづきながら涙をポロポロと流している。
そして私がそいつに発した言葉は?
「きっしょっ!」
だ!だってマジでキモいんだもん。まんま不審者ですよ?
「あぁ!玲緒奈様に言われるのであれば何でも嬉しいです!さぁ!さぁ!!
私を気がすむまで罵倒してくださいぃ!」
いい笑顔でこっち見んな!
「キモいキモいキモい!
動物か何かにならないわけ?」
「はいっ!馬でよろしいですか?」
馬?うま?馬かぁ、あっちでしか乗ってないなぁ。移動にも使えるだろうし!
「いいよ!」