質問タイム!
今回の話は説明が多いです。
「は?」
何を言っているんだ?この人たちは。
「ですから、好きな人はいるのかと聞いているのです」
「い、いませんが」
「では、あなたは同性愛者ですか?または男性に性的興奮を覚えますか?」
「いえ、私は男として生まれましたが異性または、同性にも性的興奮をしたことはないですね。まあ………過去に一度貴族に囚われ、玩具のように弄ばれましたからね。少々難しいです。」
まあ、嘘は言っていない、嘘は。
貴族に囚われて玩具のようにされたのは事実だし。このことを発言したら陛下や宰相様、周りの貴族までもが同情的な目で見てきた。
「すまない…酷なことを聞いたな」
「いえ、陛下が謝ることはありません、そのお気持ちだけで嬉しく思います。
しかし、なぜそんなことを聞いたのですか?」
「うむ、宰相と私、そしてルーク以外は退出しろ。」
ちなみに。
アヌム帝国皇帝の名前は
ジークフリート=アインス=リオ=アヌム 大陸一の美丈夫だと言われている。
黄金を伸ばしたかのような美しい金髪、アメジストのような紫とサファイアのような青い瞳。髪が作り出したとさえされる完璧な造形美であり彼の微笑みで堕ちない女性はいないとされている。
宰相は、シアフィーオ=リオ=カムデッド
男性にもかかわらず傾国の美女とされている美しさである。絹のような輝きを放っているプラチナの髪と海を溶かしたような透明感のある水色の瞳。世界中の女性が羨むほどの美貌だ。
次に、この国の軍事トップであり、将軍ルークス=フィオ=アカシオ。軍隊に驚くほどの信頼と実績を持っている。単体での戦闘力はほぼ無敵と言えるが、魔法についても相当の腕前で一人で国の軍事力に大きく貢献しているんだとか。また彼も美形であり、暗闇を溶かしたような黒曜石の髪にルビーのような燃えるような瞳に夢中な女性も多いとか。
あと………男性人気も高いそうだ。
そして、この国のスリートップとも言える3人が集まったということはとんでもないトップシークレットが発言されるというわけで………!
よし、聞く前に逃げよう。
「では、私は不要のようなので退室を「許されるわけないだろう?我々の願いを聞いてくれ。」………了解しました」
陛下に許可がもらえなかったため話を聞くしかなくなった、
「………では、ルークと一回殺しあってくれ」
「は?」
私は、本日で二度目の言葉を絞り出した。
やっとルークさん出せた………!




