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異世界でリア充目指す 〜愛し子が行く異世界冒険〜  作者: マカロン男爵
帝国軍編
11/14

発見

あのあと私は、ラグズ(白馬)と共に帝国の騎士団に入隊した。

もちろん本名ではなく男のレオンハルト=ニューゴットとしてだけどね。

第2特殊大隊に所属して一年足らずで大隊長となった。


副隊長であるファルクスには何かと目の敵にされるし、今日の遠征は大丈夫かな?


すると後ろからドタドタと耳障りな音が聞こえた。そしてその雑音を発するものを見た瞬間、歓喜に震えた。あいつだ。私に、私に会いにきてくれたのか?

やっと見つけた。ようやく一人、あとは…二人………!


「ニューゴット殿!至急の知らせがあるのだが!」


「何でしょう?」


嬉しすぎて声が震えていないか不安になりそうだ。


「魔物の被害が予想よりも甚大なのだ!

準備が出来次第すぐに向かってくれ!」


何を考えているんだこいつは?

お前は今から私に殺されるんだぞ?

まぁ、いい。楽しみは後にとっておこう!


「わかった。所で文官殿?この遠征が終わったら私と、城下町のチターニアという飲み屋があるのだが、そこで一緒に飲まないか?」


私は、柔らかい笑みでこいつに言う。

そうするとこいつはバカみたいに顔を赤くして頷いてくれた。


「ありがとう、必ずだぞ?」


私はトドメと言わんばかりにこいつの耳元に話しかける。


「私と、文官殿の二人きりだ。


忘れるなよ?」


「はい!必ず!ではッ!失礼します!」


楽しみだなぁ。



*********




「準備はできたか?」


「はい、完了しております。」


ファルクスに聞くとすぐに答えてくれるので助かる。


「そうか。では、出発!」


道に現れてくる魔物はラグズにもらった刀で斬りふせる。錆もつかず。〈切れないものはない〉と言うスキルを呪符しており素晴らしい。ちなみに名前は【黒楼こくろう】だ。


いい時間になったので、部下たちにこの辺りで野宿することを伝え、ファルに後のことは任せて、ラグズに報告に行く。


中途半端ですが許して下さい。


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