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手にした異能は、、、

主人公の異能が判明します。


「開けイタ!!」


 


 


 


ブォン!!!


 


 


 


 


目の前に透明なイタが出てきた、、、


イタを観察しても特に変わりないただの半透明なイタである


どうやらまだ何も表示されないようだ


 


 


 


よし覚悟を決めよう。こういうのは勢いが大事だ、、


 


 


迷いを振り払って左手をイタに押し付けた


 


手をイタに押し付けるとスライムのようなヌメヌメとした感触が伝わってきた。


 


「、、、、、、、、ぐっっっっ」


 


ナニカが手の中に入ってくるっっ、、、


 


その違和感は手のひらから前腕、前腕から上腕へと体の中心を目指してどんどんチクチクとした痛みがくる


 


バチバチと左目には痛みがくる


 


イタイッイタイッ、クルナクルナクルナクルナクルナ


 


頭にそれは入り込んでくる、新たな力を身体にインストールするかのように、、


 


体が抵抗を示す危険信号を出す。でも、こんな痛み今まで自分が味わってきた痛みに比べればなんてことないっっ


力を得なければ死ぬっ、力が欲しい全てを得ることができるようなチカラガッホシイッ


 


 


 


 


 


 


 


 


 


ピロンッ


 


 


 


 


 


 


 


 


おめでとう!あなたは


ー異能:心臓喰い(ハートイーター)を習得しましたー


 


 


 


 


脳内に響き渡るファンファーレの音と共に


 


目の前が真っ暗になった、、、


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


「うっっ」


 


 


 


 


 


 


 


 


「おいっ、大丈夫か」


 


誰かが呼ぶ声がする。


 


 


 


 


 


 


 


 


「おいっ気をしっかりしろっ」


 


んっ、まだ脳がズキズキと痛む、、、


 


違和感がひどい


 


さっき聞いたような聞き覚えのあるこの声はディランか?


 


 


 


手で頭をさすりながら、目を覚ますと、看病してくれたのかディランがいた。


 


「看病していてくれたんですか、ありがとうございます」


 


ついさっきまで、身も知らずの自分のことをここまで優しくしてもらい素直に気持ちを話す。


 


「いや、いいんだ。慣れてることだから。それより体は大丈夫なのか?」


 


「大丈夫です。それよりこの部屋は?」


 


「あぁ、これはあのエリスってやつが異能を得ると拒絶反応を出すやつがいるからって、施設をどこからともなくこの空間に出したんだよ。すごいんだよ外から見ると大きくないんだが、中に入ると広くて、一人一人に部屋が与えられてるんだ。で、ここは君の部屋だよ。まさか、空間を圧縮して、大規模な人数を収容できる技術なんてこの世に存在するとは思ってもいなかったよ!」


 


「いや、ありますよここに」


 


「そうだねhahahaha」


 


彼の笑みに釣られて自分もぎこちない笑みを浮かべながら笑った。


 


ディランは未知の技術に興味津々なようで、彼のその陽気さをみて気分も少し楽になった。


 


「そういえば、ゲームはいつ始まるか?エリスさんは何か言っていましたか?」


 


「あぁ、今日は説明をして、このデバイスに表示されている時間が24時間たつと始まるといっていたね。」


 


彼がポケットから取り出した端末には22:24:16と表示されていた。どうやらカウントダウン形式でタイマーが進んでいるようだ。


 


「ところで、このデバイスはどうしたんですか?」


 


「これは、部屋の引き出しの中に入っていたんだ。どうやら生体認証式だから所有者以外の他人には開けることができないようになってるみたいだね」


 


「そうなのか、後で見てみるよ」


 


「じゃあ、僕はあんまり部屋に長居しても邪魔になると思うし、それじゃあまたなにかあったときはここに連絡してくれ」


 


彼は部屋に置いてあった紙とペンで自分の連絡先を書き、自分にわたすと出ていった。


 


ベッドから出て、シャワーを浴び部屋においてあった簡素な服に着替えた。


 


よしっ、気絶して見れなかった異能を確認するか、、、


 


「開けイタ!」


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


ブォンンン


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


名前、年齢、職業、身長、体重etcといった個人情報がずらりとならぶ。


 


いや、いくらなんでも詳しすぎる。なんで、他人には知られていないあのことまで知っているんだ、、、


 


疑問を抱えつつ、画面を一番下までスクロールしていくと


 


あったこれだ、、、


 


シンプルに漢字で二文字【異能】▼という項目が表示されていた。


 


異能とかかれた文字をタップすると異能の名前とその詳細が書かれていた。


 


能力


ー心臓喰い(ハートイーター)ー


 


おめでとうございます、あなたの能力は心臓喰いです。


 


他の異能力者の心臓を食べることでその人の能力が使えるようになります。


 


ー現在使える能力ー



 


 


 


 


 


 


 


 


は?え、本当に言ってるのかこれ?


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


いや、人の心臓食べるとか無理だろ、、、


 


そもそも、能力を使わずにほかの能力者と戦うなんで分が悪すぎる、、、、、、


 


思わず頭を抱えて、悩む


 


どうせ、心臓を食べようとしても食べる前に勝負に負けることは目に見えている。


 


異能を使わずに勝つ方法なんてあるのか


 


そもそも、自分の異能が使えない状況で勝つことなんてできない


 


 


 


 


 


 


 


 


 


ん、、まてよ、、、


 


 


 


自分の異能が使えない、、、、


 


 


 


 


あった!


 


 


 


 


使えるかどうかわからないが解決できるかもしれない方法が一つ


 


 


 


そうと決まれば、可能かどうか確認をとるか。


 


 


 


 


配られたデバイスをもってきて、ある人物に連絡する方法をさがす。


 


 


よしっ、この連絡先に連絡すれば、、、


 


 


数コールかけて、電話の相手が応じた。


 


 


「こちら神理局事務官のエリス・サーティ、どうかされましたかぁ?八雲大河さんぅ」


 


 


 


 


 


 


「はい、ルールの確認でエリスさんに聞きたいことがあります。」

ハーメルンでも投稿しています。


→https://syosetu.org/novel/315947/


ハーメルンのほうが更新早めです。

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