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ヒキニートヒーロー ~34歳でチートスキル覚醒~  作者: 味噌村 幸太郎
第一章 異世界にいけると思ったのに…
1/4

俺が異世界転生?

アクセスいただき、誠にありがとうございます☆

今作は34歳ヒキニートがヒーローを目指すという作品となっています。



 オス! おらニート!

 今年で34歳の無職のひっきーのデブだ。

 名は静谷(しずや) 福助(ふくすけ)


 趣味はエロゲ、バカゲ、アニメ、マンガ(主に成人)フィギュア(主にエロ)。

 痛部屋で親の年金で暮らすどうしようもないクソ野郎で、ご近所さんからは悪評をいただいているぜ。


 そんな俺だが、なぜか昨日の晩……。

 あれは確か大人気殺し屋ゲームの『ニンジャクリード』をプレイしていたときだった。

 一筋の雷が俺に直撃したんだ。

 文字通りな……。


 つまりは落雷。

 即死だったらしい。


 母さんは泣き、出費が減った親父は大喜び。

 している……姿が想像できる。


 幽体離脱てやつ? 俺の魂がどんどん青空へと昇り続けていくんだ。

 当の本人である肉体はアヘ顔で死んでやがる。


 そこは宇宙だった。

 一人の男がたっていた、宙……つまりは地球の上に。

 神々しいまでに光で覆われていて、両腕を組んでいる。


『少年……すまないことをしたな』

「え……」

 (俺は少年って歳じゃないが)


『私の名前はミスターサンダー』

「ああ、確か昔の特撮の……」

 (夢かこれ?)


『実は私が悪の敵をやっつけるために落とした雷がきみに……』

「あ!? お前、いまなんつった!?」

『すまない……とりま、罪滅ぼしをしたいと考えている』

「んで? どうしてくれんの? ハーレム異世界が待ってんの?」

『異世界? 私はこの地球の守り人ではあるが、そんな全能の神ではない』

「クソがっ! 使えねーな!」

(いや、マジで!)


「で、金くれんの?」

『は? 金? ヒーローは基本、見返りは求めないものだ』

「じゃあ、どうやって食っていくんだよ? って、俺はもう死んだのか……」

『幸いなことにまだ時間はある。罪滅ぼしとして生き返らせてやろう』

「お前、相当上から目線だな」

『……すまないと思っている。代わりといってはなんだが、私の能力を少し与えてやろう』

「いらねーよ、お前のって基本、ビリビリやってドッカーンだろ? ニチアサでも不評なシーズンだろ」

『子供たちからは未だに人気の能力なのに……とりま、生き返らせるぞ」

「え……」


 直後であった。

 俺の魂は地球にスピード落下。

 これは飛び降り自殺に似た感覚だ。(やったことないから知らんけど)


「ぶはっ!」


 起き上がるとそこはいつもの世界だった。

 つまりは痛い部屋に戻ってきた。

 だが、何かが違う。


 パジャマが小さい……。いや、俺がデカくなっている!

 身長だけじゃない、ブヨブヨだった腹も引き締まり、まるでボディビルダーのような姿だ。

 恐る恐るスマホで自撮りを試みる。


「なにこのイケメン……」


 そこにいたのはかつての若かりし頃の俺。

 つまりは学生時代の俺だった。

 プラス筋肉というアーマー付き。

 

「誰がこんな暑苦しい人間しろつったんだ! あんのバカ!」


 そうこの物語はヒキニートだが、ひょんなことからヒーローになる青年……じゃなかった中年の物語である。


異世界詐欺でごめんなさい。

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