第一章 一話
第一章 一話
異能者
「そう言えば言ってなかったね、俺は異能者だよSSランクのね」
そう、俺はこの世界で数少ない異能者と言う分類に入る、聖騎士や魔術師と違って魔力はない、その代わりに人によって違うが、色々な事が実現できてしまう、俺の場合は、生命や衣服以外なら、想像したの物をその場で実体化されると言う異能だ。
「あ、あの、いくつか聞いてもいいですか?」
少女は、俺が異能だとわかって困惑状態になったい。
「質問は構わないが、すべてが終わったらな、あまり時間をかけていると君の村の人たちが全滅しちゃうから」
「ありがとうございます。・・あの、都市の中心部ってどうやって行けばいいんですか?」
俺はその質問に困惑していた、何故なら、今いる都市は誰もがよったと言うより一度は来なくてはならない、パーネスト都市、パーネスト王国の首都にあたるからだ。
「もしかして、この都市に来た事無い?」
その質問に、少女は右に顔を傾げる。
(もしかして、この子は天然、まさか方向音痴か?)
そんな事を少し考えてが、今はそんな事を考えてる暇がないことにすぐ気づき
「わかった、地図出すから少し待って」
俺はの右手を少女の前に出して異能使う。
「ナビゲーションマップ」
そうすると、何もなかった右手が、光り出して地図が生成される。
「はい、この赤い印をたどって行くと中心部にある聖騎士ギルドにつけるから」
異能で作った地図を少女に、渡そうとするが少女は、口を開けたままぼーと立っていた。
「どうしたの?」
「す、すみません、あまりの光景にびっくりしてました。地図ありがとうございます。」
少女は、俺に礼を言うとすぐさま、都市の中心部に向かって走っていった。
「さてと、門を出てまっすぐだっけか」
俺は、少女を見届けてすぐさま走り出した。
「ダッシュブースト」
俺は、走っている目の前に一つの輪っかを生成してその輪っかを通る、通るとその輪っかは一瞬で消え、走っている速度は、約二倍となる。その後、俺はダッシュブーストを二回行い、俺が走った後は突風が吹き荒れていた。
「これは、聖騎士の人達に怒られるかな?」
俺は、流石にやばいかなと思い、後ろを振り返ると物とかは大丈夫そうだが、それ以外が大変な事になっており、聖騎士に怒られる事を覚悟した。
特に女性の聖騎士に
「さてと、この辺りかな、魔力サーチ」
都市の門からかなり離れたので魔力サーチをした。魔力サーチはそのままの、意味で半径十キロで魔力を使っている人達を探す、俺が唯一できる捜索系の異能だ、これにはデメリットがあり、少しばかり血液を消費するのだ。
「見つけた、妖刀、村正」
腰のあたりが光り出し、一振りの刀が生成される、妖刀村正は俺が記憶を無くして使い続けている武器の一つだ。
「さてと、ダッシュブースト!」
俺は、目の前に連続して二つほど輪っかを生成する、そうする事によって加速時間を短縮できからだ。
ダッシュブーストをして二分くらいして魔力サーチによって見つけた少女の村に着いた。
「操るられているオゥールには悪いけど死んでくれ、恨むなら、お前らを操ってるやつらを恨んでくれよ」
そう言って、オゥールの首をダッシュブーストの勢いを利用して、二つの首を一瞬で切り落とした。それに気づいた残りのオゥールは俺に襲い掛かって来た。いきなり八体のA級の魔物を相手にしなければいけなくなった。
「おいおい、なんでこんなに近くに配置してんの?」
(普通なら、襲った村を囲むように配置するはずだ、なのにどうして?)
「っ!」
その疑問はすぐに解けた、木で作られた牢屋の中に、村人であろう男の人達が閉じ込められていた。女性や子供がいないってことは連れていかれのだろう
「なるほど、もうオゥールが必要なくなったから操作解除して襲われては困るから、か・・・胸糞悪いことをするな、まったくよ!」
俺は、男性達のところにオゥールをいない事を確認して
「妖刀、村正!」
同じ刀をもう一振り腰へと生成した
同じものを一日生成することは、魔力を持たない俺にはデメリットにしかならない、魔力サーチ、一緒で、血液を消費するからだ
少しばかり貧血気味になるが、怒りのあまり、貧血なんてどうでもよくなっていた。右手に持っていた村正を鞘えと戻し、左右えと刀が入った鞘を移動させた。
「二刀流、五の型、円」
直径五十メートルの円が出現しするが、このれは俺にしか見ることができない。
そんな事が、わからないオゥール達はその円の中に入ってくる、入って来た瞬間に二本の村正を、同時に抜き、三等分になるように攻撃をするが
「まじかよおい、かすり傷程度しかつかないのかよ⁉︎」
予想以外の出来事に動揺しているうちにオゥールは両手をグーの形にし、上えと「グォー!」と雄叫びを上げながら振り下ろした、それに反応するのが少し遅れた、次の瞬間
「聖なる水よ、水流となりて、彼の盾となれ、ウォーターローズ」
俺の目の前に、水色の魔法陣が展開して、魔法陣から水が勢いよくでて、一輪の花のように水で出来たバラが出現する、オゥールが振り下ろした腕はそのまま水で出来たバラ当たり、その、水のバラはオゥールを囲むようにして水没させるが、死んではいないようだ。
「相変わらず、怒ると後先考えずに行動するのね、リュートは、今はジュビネル・ザーン・キラだったかしら?」
女の人の声が聞こえた方角に視線を向けるのと、そこにはあまり見られない東洋の島国でよくいる巫女服の人が立っていた。
(あれ、この女性どこかで?)
その女性の態度にいくつかの疑問が抱くが、一番気になった疑問をぶつけてみた。
「助けてくださりありがとうございます。それと、どうして俺の名前を?」
巫女服の女性は少し悲し顔つきになったがすぐに笑顔に戻り、俺のてに視線を動かし、つられてみてしまった。
「あのオゥールども、どんだけ硬いんだよ!てか、なんで綺麗に折れてるの!」
俺は、あまりの出来事に大声を上げてしまった。綺麗に刀が真っ二つに折れているからだ、二本とも
「思い出話しは後にして、ここの村の人を助けるでしょ?」
「思い出話し?よくわかりませんが、手伝っていただけるんですか?」
正直、俺一人では操作魔術師を探すのは無理だ、運良く見つけれたとしても、血液が持たない。
俺の問いに、巫女服の女性は頷いてくれた。
「ありがとうございます。ではオゥール達を全滅したら、あそこに集められている男性達から、女性と子供について聞きましょう!」
俺は言葉言いきった瞬間に一本の刀を生成する、妖刀村正でも良かったが、これ以上血液を消費させたくなかったため名もない刀を生成する事にした。
「ダッシュブースト!」
「聖なる水よ、汚れし魔物を、排除せよ、ウォータースピア」
俺は、目の前に一つの輪っかを生成し、巫女服の女性は自分の周りに四つほど魔法陣を展開させてやりを作り出し「パチン」と鳴らすという作り出された水の槍はオゥールえと向かって言った。
「全部頭かよっと、」
俺は、ダッシュブーストの勢いを利用してオゥールの首をり落とすの変え
「バネリング」
足裏にバネを生成する、それにより、ダッシュブーストを何回も使わなくてすむ
「これで全部かな、後は」
俺は木で作られた牢屋の近くまで行き、手で奥に行くようにジェスチャーして
「一刀流、居合、二撃」
俺が、居合の体制に入り、目の前の柵に二撃いれて刀を鞘に収めたら天上部分と床の部分が綺麗に別れた。
「村の女性や子供たちはどこに連れ去られた?」
あまりにも時間をかけ過ぎてしまったので、唐突に質問をした。
「それなら問題無いよ、ここに来る前に私が助けておいたから」
巫女服の女性は、今いる場所から少し離れた馬小屋に目線を向けると、そこには村の女性と子供で、あろう人たちがてできた、それに気づいた村の男性達は馬小屋えと走り出した。
それを見た俺と巫女服の女性は、その村を後にした。
「よっかた、これで助けを求めてきた少女に顔が出せる」
「本気で、戦ってないのによく言うわよ」
「なんでそう思うですか?」
確かに、今回の戦闘では、本気で戦っていない、本気で戦うと自分自信でも制御できずに暴走する可能があったし、それに本気で戦っているときは止めと見苦しく、人に見せたく無いため、周囲に人がいるときは極力本気で戦わないようにしている。
「隠していると言うことは何か理由があるのね、その理由も知ってるけどねリュート」
「俺の名前はキラなんですが、リュートっていう人と間違えてません?」
その言葉に、悲しい顔になって周りの空気が重くなったように感じた。
「す、すみません、俺は生まれたから十年間の記憶がまったく無いです。だからこの名前も、義理の親からつけてもらった名前なんです」
そう、俺は記憶を失って数日が経ったある日、有名貴族に拾われたのだ、それがジュビネル家なのだ
「そうなんです、なら私の名前を覚えて無いですね、あの時の約束も、、だったら」
巫女服の女性が何を言っているのかはわからないが、悲しい顔のままで何かを悩んでいるようにも見えた。
そんな事をしていると目の前から、俺に助けを求めた少女と少女の後ろを走る聖騎士が向かってきた。
「ねぇ、村の人たちはどうなったの?」
「大丈夫、ちゃんと全員助けたよ、だから泣きそうな顔にならないで笑顔でね」
今にでも泣きそうな少女の頭を撫でながら優しく伝える。
「はい!」
少女は元気に返事をして笑顔を作ったが、やはり少しばかり涙目だった。恐らく嬉し涙目ってやつなんだろ。
「いい子だ、そことそこの君ちょっときてくれ」
俺は、二人の女性聖騎士を指をさしてこっちに来るようジェスチャーをした
「ギルマスとがいる場所を教えてくれ、それとこの子を村まで護衛してやってくれ」
「了解です、ギルマスは真っ赤な鎧をきているので、、いました最前列真ん中にいるのが、ギルマスです。」
「そうか、教えてくれありがとな、それじゃこの子をよろしくな」
そう言って俺は、真っ赤な鎧をきているところまで歩みよりお礼を言った。
「今回はありがとう俺の要請に応じてくれて、結局無駄足にしてしまったけど」
「いえいえ、キラ様には借りがありますゆえ、気にした無いでください」
「様付けは辞めてくれって何回も言ってるだろまったく、俺はもう貴族では無いんだぞ」
俺が、異能者だとわかると一人でもあきれるぐらいまで育てて、家を追補されたのだ、そして追補されたものは名前は自分で考えてそれを名乗らなければならない。
「キラさん、私はあなたと二人きりで話がしたいでお早めにお願いしたいのですが、それに、、あなたも、わたしに聞きたいことがあるんでしょ?」