プロローグ
プロローグ
出会い
俺は十年間の記憶がほとんど無い、ただ覚えてる事はメアと言う名前と、メアっていう子を探し助けなければいけない、ただそれだけだった。
それから、十五年経った今でもメアっいう子を探して旅をしている。
「全くない、何で俺がこんなことに巻き込まれてんだ?」
そんなことをぶつぶつ言いながら、腹ごしらえによった都市を歩いていた。
そんなか、目の前から一人の少女が涙目で助けを求めてやってきた。
「お願いです、私を、私たちを助けてください!」
その少女は、俺の目のまできて大声で助けを求めてきた。
少女の顔は、遠目からではよくわらなかったが、やはり涙目で真っ青さ顔色をしてた。
それを見て見ぬ振りができない、ましてや、涙目や泣いてる人たちを見過ごせないお人好しなんだと、改めて実感した。
「助けるのは良いけど、状況を詳しく説明いしてくんないかな、じゃないと助けに行っても返り討ちされるからね」
「はい!」
少女は泣きながら、返事をして事情を話してくれた。
少女から聞いた話だと、オゥールとそれを操る操作魔術師の盗賊が少女の住む村を襲ったという。
オゥールというのはA級の魔物であり聖騎士と魔術師が三人ずついないと勝てないと言われる魔物である。
「えーと、ちなみにオゥールは何体いるの、ついでに魔術師の人数も、教えてくれ。」
「オゥールは十体で操作魔術師らしき人は五人いました。」
それを聞いた俺は背筋がゾッとした、理由は操作魔術師が操れる魔物は一人当たり一体だかだ、それが一人で二体を操ることはありえない話だ。
「は、ははは・・・マジで?」
「はい」
少女の顔は、少しばかり喜んでいるように見えた、もうすぐ村の人たちを助けれると浮かれているのだろう
「んー、どうしよう?」
その後いくつかの質問をして分かった事は、少女の、村を襲った盗賊はテロリストだという事と、何らかの魔具を使いありえない事を実現させているという事だった。
「君の村まで道のりは門を出てまっすぐ行ったところかな?」
「そうですけど・・それがどうしました?」
「言いにくいことなんだけど、俺一人では助けれない。」
「えっ、ちょっと待ってくだ、さっき助けるって!」
少女の顔は不安と焦りあらわにした、仕方のことだ助けれると安心していたんだ、なのに助けれないといはれれば誰だって焦る。
「一人ではね、だから君には都市の中心部にある、聖騎士ギルドのギルマスにシュビネル・ザーン・キラご呼んでいると伝えて、もし信用されなかったら、これをギルマスに渡して欲しい」
そう言って少女に懐にある手紙を渡した。
「えっ!」
それを見た少女は、驚いているようだった、それもそのはず、聖騎士でも魔術師でも旅人でもない、異能者の印鑑が押されていたのだから。
「そう言えば言ってなかったね、俺は異能者だよSSランクのね」