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落ちぶれ貴族と宮廷魔術師

 レベッカ・ミシェルは王国の貴族院に名を連ねる貴族家、ミシェル家の長女である。しかし彼女の暮らしは貴族の華やかな暮らしとは程遠く、毎日アルバイトアルバイトアルバイトの多忙な日々を送っていた。
 そんなレベッカの夢は持って生まれた魔法の才能を買われて宮廷魔術師として王城に有り、将来に至るまでその能力を渇望されること。
 だが彼女の魔力適性はCだった。
 つまり、「一般人よりちょっと魔法が使える程度」。そんな彼女の力では、およそ宮廷魔術師にはなれないし、魔法兵団に入団するのだってちょっと厳しい。
 レベッカは怒り狂った。嘆き悲しんだ。力の限り煩悶した。
 しかし判定が覆ることはなく、大いに悲しみ、怒りに任せて魔法を使っていたところで、それをたしなめた知らない男からの痛烈な一言。
「君は魔術師には向いていない」
「どーいうことよ、それっ!」
 怒り沸騰、ガチンコ勝負も冗談じゃない。なんなら最高裁まで持っていく。
 名誉毀損、侮辱罪と思いつく限りの罪状を浮かべながら家に帰ると、その男が新進気鋭の宮廷魔術師ネロ・ユングフラウと知ることになる。
「だ、打倒ネロ・ユングフラウッ!」
 レベッカはこれ以上ないくらい怒り狂った。

ネロ・ユングフラウに敵意を燃やしつつ、ひょんなことから王女と出会ったり、将来に悩んだりしたりする。
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