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隣の席は…  作者: 凍夜
2/3

二人の授業中



今回は少し長めにしてみました。



でもやっぱ読みごたえがないかも…。


二人の目線でお互いをどう思っているかを書いてみました。



誤字脱字もございましょうが、

暖かい目でご覧下さい。





私の隣の席の男子、蒼井龍君。


彼について思う事…それは、

彼があまりにもやる気が無いと言う事だ。



まず授業は必ずといって良いほど寝てる。



そして、そのせいで毎回隣の席の私が彼を起こさないといけないのだ。


…良い迷惑だよ、ほんとに。



今だって授業中なのに寝てる。

先生の目が起こせって言ってるし、はぁ…。



舞「…蒼井君、今授業中だよ」



龍「んー、あと5分や…」



何があと5分だよ…。

でも、ほっとくと何故か私にもとばっちりがくるし…何故?


とばっちりは受けたくないので、私は蒼井君の肩を揺する。



舞「蒼井君、起きてってば」



龍「んにゃ?…赤澤やん、どないしたん」

舞「どないしたん、じゃないよ。授業中だから起きてて」



じゃないと私まで怒られるんだから。



龍「ふ~ん、俺は勉強せんでも頭良いからええねん」



蒼井君はそう言ってまた寝る体制に入ろうとする。


ちょっ、困るんだけど!!



舞「蒼井君が起きてないと私が困るよ」



龍「…、ワケわからん」



蒼井君はそう呟いた後、その時間はずっと起きていてくれた。

何かよく分からないけど良かった、これからもこの調子でいて欲しいな。


私の静かな学校生活の為に!!



なんやねん、この赤澤舞虎っちゅう女。


人が気持ち良く寝てる時に毎回起こしてくるし、まぁ授業中寝てるん俺も悪いんやけど…。せやかて毎回やで!?ほっとくっちゅう選択肢はないんか?


ほんまめんどくさいわ…。


俺かて親の転勤で仕方なく来た東京なんや、そりゃやる気も無くすやろ。


向こうは友達もぎょうさんおって楽しかった、でもここでは俺は1人や。


新しく友達作ろうなんて思う歳でもない、学校なんて退屈なだけ…。


元々頭もええしな、授業受ける必要もあらへん。



なのに、隣の席の赤澤はそれを許さへんのや。



私が困る、意味は分かる。


俺が寝とる事で関係ない赤澤まで先生に注意されとるんや。


ほんまワケわからん、赤澤は関係ないやん。


別に赤澤を困らせたい訳ちゃう、ただ学校がつまらんだけやのに…。



俺が起きとると、赤澤は少し驚いたような、でも満足そうに笑った。


…別に困らせたい訳ちゃうから、たまには授業を受けてやってもええかな。



俺は頬杖をつき、そんな事を考えながら黒板を眺めた。





驚くことに、あんなに授業中寝ていた蒼井君は、あれ以来結構な割合で起きてくれてるようになった。


どんな心境の変化か知らないけど、私にとって良いことに変わりはない。


良かった、良かった。



龍「なぁ、」



私が安堵の息をついていると、隣から声をかけられる。


…なんだろう?



舞「何?」



龍「…教科書、見せてくれへん?」



蒼井君は気まずそうに私に言う。教科書忘れたのか、仕方ない。



舞「良いよ、ちょっと机近づけるね?」



私は蒼井君と机を近づけて、真ん中に教科書を置いた。



龍「…ありがとな」



蒼井君は少し表情が柔らかくなっていた。


こんな顔も出来るんだ。


蒼井君はいつも寝てるか、つまんなそうにしてる顔しか見た事ないから、こんな顔するんだと変に感心してしまう。


龍「…俺の顔に何か付いてるん?」



あ、まじまじと見すぎちゃった。蒼井君顔しかめちゃったし、失礼だったかな?



舞「ううん、蒼井君も笑うんだなって思って」



龍「…お前、失礼やわ。てか俺笑ってへんし」



蒼井君はむっとして言う。

何か子供みたいだな。



舞「笑った…訳じゃないけど、優しい顔したよ。」



龍「お前、よく変な奴って言われへん?」



舞「…蒼井君こそ失礼だよ」



全く、人が感心までしたのに…。

私が睨むと、蒼井君は少し吹き出した。



龍「~っ、やっぱ変な奴やな赤澤」



舞「今の何処に笑う要素があったの?」



私の質問には答えず、蒼井君はしばらく肩を震わせていた。



隣の席は変な人です。





龍「…ぁ」



カバンの中を探しても、目的のモンは出てこなかった。


授業で使う教科書忘れてもうた、どないしようか…。


別に寝てもええんやけど、最近真面目に授業受けとったら担任も隣の席の奴も機嫌ええからなぁ。


ん、隣…?


俺は隣の赤澤を見る。

コイツに教科書借りればええやん、そもそもコイツが俺を起こさんかったらこの授業も寝てた訳やし…。


それくらいええやろ。



龍「なぁ、」


舞「何?」


いざ話し掛けてみると、俺は少し黙った。


よく考えたら俺、カッコ悪…。

教科書忘れて見せてもらうとか…、子供か。


とはいえ話し掛けてしまった手前、何でもないなんて言えへん…。


龍「…教科書、見せてくれへん?」



俺は仕方なしにその台詞を言った、あ゛ーハズいでコレ…。



舞「良いよ、机近づけるね」



赤澤は何でもない事のように(実際何でもないんやろうけど)自分の机を俺の机に近付けた。


普通忘れた俺から近付くべきなんやろうけど、赤澤の好意やろうから黙っとった。


龍「…ありがとな」



取り敢えず礼は言っとなと思って、俺は赤澤にそう言った。


ん?赤澤の奴、何かこっちずっと見とる。なんやろ?



龍「…俺の顔に何か付いてるん?」



俺がそう聞くと赤澤は一言。



舞「ううん、蒼井君も笑うんだなって思って」



とかぬかしやがってん。

コイツは俺を何やと思っとんのや。



龍「…お前、失礼やわ。てか俺笑っとらんし」



舞「笑った…訳じゃないけど、優しい顔したよ」



優しい顔?何や良く分からへんし…。コイツ不思議ちゃんなんやないか、と少し心配になった。


龍「お前、良く変な奴って言われへん?」



思わず俺は言ってしまった。すると、赤澤は全然怖ないけど睨んできよった。


コイツ、おもろいな。


俺はよく分からんけど、子供みたいに睨んでくる赤澤に笑いが治まらんかった。



龍「~っ、やっぱ変な奴やな赤澤」



舞「今のどこに笑う要素があったの?」


赤澤の話に答える余裕なんて無かった。



隣の席はおもろいやっちゃな。





壊滅的な文!!



しかも二人の関係が発展しそうにない…だと!?


どうしよう…((汗



グダってますが、今後発展すると信じてやってこうと思います!!



これからも宜しくお願いします!



ここまで読んで下さり、

ありがとうございました!!




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