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ブルー・シーリン・ゲイズ  作者: しのりぃ
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第001.5話 シェリアナドの独り言

しょっぱなから外伝です。

主人公目線以外からの視点で1話を描写をしてみようと思って書きました。

最後までお楽しみください。

 はい!私はシェリアナドこの街の宿屋の娘。今年で12歳です。

最近では宿屋だけでは生きてはいけず、両親は空いた時間で近所の若奥さん相手に料理を教えたりもしているので、結構顔は広いと思います。


「シェル!おはよう!」


 家の玄関にもなってる宿の扉を開けると、隣の店のおばさんが声をかけてくれる。

お隣は野菜や香辛料なんかも少し扱ってるお店で、朝一番の野菜や果物を求めて開店前から主婦が集まってる。

 旦那さんが荷車で農家から商品をたくさん持ってきたら、それが開店時間。

おばさんは店の準備をしながら、すっかり朝の常連になっている奥様方と話し込んでる。


「おばさん、おはよう!今日は暑くなりそうですね」


 おばさんは雲一つない空を見て、「そうだね」と、返してくれる。


「じゃ、神殿いってきます!」


 奥様方にも軽く挨拶して、少し速足で毎日の日課をするべく、少し上り坂になっている通いなれた道を歩いてく。


 この街には、この地方で一番大きな神殿があるのです。

神官様が国内だけでなく外国からも参拝者が集まってくるって言ってた。

そのせいもあって、街には同業者がいっぱいです。


 負けるなお父さん!って気持ちで、まだお手伝いが始まる昼前に神殿にお参りに行くのが毎日の日課なのです!

 元々、丘の上に建てられた神殿の周りに自然と集まったてできた街なので、神殿に行くにはずっと上り坂。

ダイエット効果も期待できます!


 そして、その神殿には、神話に語られる方が現存していらっしゃいます。

それは神話が『おとぎ話』なんかでは無い証拠。この街ができる前からそのお姿を残しています。


 タケルサマと呼ばれる青い魔石に包まれた、神の守護者とされている方が今も眠っていらっしゃるのです。

 神話では、蘇る時を待ってるって言うけど、残念ながら私にはそこまで信じられません。

だって、私が初めて見た時から、今まで何も起こらないんですから。

 そして、それはお父さんも、おじいちゃんも、もっと前のご先祖様も。何百年も今のまま。

それが当たり前の事なんだから。


 で、そのタケルサマなんだけど、女子の間では『魔石の王子様』と呼ばれています。

それはもう、結婚適齢期を迎えるまでの女子に代々呼ばれ継がれています。


 大人になると段々と現実が見えてきて、『魔石の王子様』を卒業するそうです。

でも、私はまだまだ子供なので王子様卒業はムリデスネー えへへー。


 そもそも、タケルサマが悪いのです。

あんな立派な・・・いえいえ・・・「普段の状態で」あんな立派な・・・いえいえ・・・ナニがかは乙女の口から言えませんが、少なくともお父さんよりも立派な・・・


 そんなだから、この街の女性の大半が色々とお世話になっているそうです。


いえいえ、私じゃないですよ?


友達がそう言ってたんですよ?


私には「何のお世話」なのかも理解できてないですよ?


で、彼氏ができると「現実が見える」ってのも、ナンノコトヤラ?


さ、神殿に着いたんで、いつものようにお祈りおいのりー・・・


カシャーーーン


私は何を見ているのだろう・・・・


青く煌めく光を纏って、王子様がゆっくりと・・・


そして重力に遅れるように、王子様の「王子様」が・・・ウヘヘ・・・


主人公目線以外からの視点で1話を描写をしてみようと思って失敗しました。

何だこれ?書きあがってみたら変なもんが出来上がりましたので投稿しました。

ちなみに、この子は本編に出てきません。

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